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学区内の建設現場で小学生の特別授業を
吉田 拓也(33、市役所)

 地方にある自治体では、土木職に応募する人が少なくなってきた。私が勤める人口30万人超の市役所では、毎年1人以上の土木職を採用できている。しかし、これより規模が小さい自治体だと、1人も入らない年があるという。では、我々は今、何をやるべきなのか。

 私は10年後や20年後の建設業界の担い手育成を見据え、小学校などの教育現場と建設現場との連携を模索しているところだ。建設や土木の分野は、社会科や理科といった学科と密接に関連する。学習指導要領の様々な項目で接点を見いだせる。

 しかし、建設業に明るい教員はほとんどいない。そこで、市役所建設部の若手職員でチームを組み、子供たちにまちづくりの実際を伝えるとともに、建設業への関心を高めてもらおうと意気込んでいる。

 例えば、学区内の建設現場を題材にして、現場見学会を含む特別授業を開催できないか。市内の小学校との交渉もまとまりつつあり、年内に実現できそうだ。

 成木の手入れはもちろん必要だが、未来の豊かな実りを目指して、土壌を耕すことから始める発想も大切だと考える。