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利用者の評価

<利用者の声>ガイドやビデオ解説がよかった

 乗客に感想を聞いたところ、同乗ガイドや乗船前のビデオによる解説が高く評価された。「ガイドの話は期待を大きく超え、分かりやすく臨場感があった」(30代女性)、「乗船前のビデオによる知識がなければ、周りの景色を楽しんで終わったかも」(40代女性)、「ベリーグッド! 琵琶湖疏水が滋賀と京都をつなぐ重要なインフララインであることを体験できる」(70代男性)など好評だ。

船のガイド。機会があれば琵琶湖疏水の勉強をしているという(写真:大井 智子)
船のガイド。機会があれば琵琶湖疏水の勉強をしているという(写真:大井 智子)
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 一方で、「人気が高く予約が取りにくい。運航期間や便数、座席数を増やしてほしい」、「護岸に向いた座席が背中合わせで、片側の水路しか見えない。前向きの座席配置を望む」、「乗船申し込み方法を簡単にして」などの意見があった。

<事業者の説明>

 運航期間は、様々な理由から年の半分に限られる。12月から3月半ばは、琵琶湖疏水にたまった泥の浚渫(しゅんせつ)作業などのため通水を止める。台風が訪れる7月から9月の運航も難しい。少しでも乗船機会を増やすために、運航可能な期間にできるだけ便数を多く確保するなど来年度に向けて調整中だ。(京都市観光協会国内誘客推進部の高木昌之地域連携観光課長)

 2015年からの試行運航では、作業船を用いて、前向きに2人ずつ3列で座る配置とした。この方法は定員6人が限界で、座席によっての景観の見え方に差異が生じる。より多く座席数を確保し、かつ乗客全員が景色を楽しむことができるように、新しい船では、背中合わせに座席を配置する現在の方法とした。(京都市上下水道局総務部総務課の千原啓太郎氏)

 乗船申し込みは、幅広く告知し、予約業務を効率化するためウェブ予約システムを導入している。19年春の予約はより公平性を高めるため、ウェブのほか、FAX・郵送枠を事前にホームページで開示して受け付ける方法を検討中だ。(JTB京都支店事業開発室の村川武嗣観光開発プロデューサー)