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新4号幸主地区改良外工事(茨城県)
発注者:国土交通省関東地方整備局宇都宮国道事務所
受注者:小川工業

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 新4号国道・春日部古河バイパスの交差点の立体交差化に向けて、地盤改良を施す工事だ。現道に隣接する約3600m2の施工エリアに、深層混合処理工法で900本を超える改良体を構築した(写真1図1)。

写真1■ 施工が完了した現場。建設予定の立体交差の橋脚などを支えるため、深層混合処理工法で地盤を強化した(写真:小川工業)
写真1■ 施工が完了した現場。建設予定の立体交差の橋脚などを支えるため、深層混合処理工法で地盤を強化した(写真:小川工業)
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図1■ 900本超の改良体で地盤を強化
図1■ 900本超の改良体で地盤を強化
着色したエリアに900本を超える改良体を構築して地盤を強化。現場に沿って走る町道の下に埋設された高圧ガス管(改良体との最小離隔は95cm)に配慮して、地盤の変位量を抑えるCI-CMC工法を採用した(資料:小川工業)
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 施工のポイントは、工区の脇を通る町道の下に埋設された高圧ガス管への対応だ。工事によってガス管に影響が出れば、工事中断を余儀なくされる。

 施工を担当した小川工業(埼玉県行田市)は、まず当初設計で想定されていた地盤改良工法を、周辺地盤への影響がより少ない工法に変更した。さらに、事前に試験施工をして周囲への影響の有無を確認。施工中は、常に周囲に変状が出ていないか確認しながら慎重に施工した。

 同社はこの工事の成績評定で84点を獲得。さらに、2019年度の局長表彰(優良工事と優秀技術者)を受けるなど、発注者の国土交通省関東地方整備局から高く評価された。