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 岩手県奥州市を走る国道4号水沢東バイパスの道路改良工事で、82点の評定点を獲得したのが工藤建設(奥州市)だ。2018年5月から19年9月にかけて、土工事や場所打ちのボックスカルバート工事を行った(資料1)。土工事の施工延長は600m。ボックスカルバートは2基でそれぞれの延長は約30mだ。

資料1■ 工事が完了した現場の様子。岩手県奥州市内で国道4号水沢東バイパスの開通に向けて道路改良(延長600m)を行った(写真:工藤建設)
資料1■ 工事が完了した現場の様子。岩手県奥州市内で国道4号水沢東バイパスの開通に向けて道路改良(延長600m)を行った(写真:工藤建設)
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 同バイパスの開通予定は着工から約2年後の20年3月。工事完了後の他社の舗装工事などに影響が及ばないよう、厳格な工程管理が求められた。現場周辺では多数の工事が交錯していて、対外的な調整能力も問われた。

 同社は工事の全工程でICT(情報通信技術)を活用し、工期短縮や省力化、品質向上を実現。対外面では、連絡協議会などを介して他の施工者との調整を図るなど、事業全体が円滑に進むよう努めた。

 従業員50人程度の中小建設会社によるICT施工の全面展開は、当時まだ珍しかった。そのため、発注者の国土交通省東北地方整備局に大きなインパクトを与えた。

 同社は東北地整から20年度の局長表彰(優良工事)と、みちのくi-Construction奨励賞を受けている。