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 構造物のモニタリング技術
藤野 陽三 監修、日本鋼構造協会 編

A5判 291ページ/定価 4500円+税/2020年11月発行/コロナ社/電話 03-3941-3131
A5判 291ページ/定価 4500円+税/2020年11月発行/コロナ社/電話 03-3941-3131
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 道路橋の定期点検が義務化されたものの、「目に見える所だけの目視点検には不安も多い」と、本書を監修した東京大学の藤野陽三名誉教授は言う。直接目視できない部分の劣化や損傷が原因で、落橋などの事故に至る事例が珍しくないからだ。

 そこで有効となるのが、センサーで計測したひずみや振動などの定量データを基に、構造物の健全性を判断、予測するモニタリングだ。経年劣化や地震・台風によって生じる損傷の発見や原因の特定に加え、補修・補強効果の確認などにも使われている。最近は、人工知能(AI)による画像解析でひび割れを抽出し、モニタリングする技術も進歩してきた。

 一方、多くのモニタリング技術は発展途上にあり、詳しく理解するには個々の研究論文を読み込まなければならない。本書は基礎知識から具体的な適用事例、利活用する際の課題まで分かりやすく解説する。