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 南工区の線路切り替え工事でユニークなのが、線路の扛上や横移動と同時に、埼京線の上り線プラットホームもかさ上げしたり、拡幅したりした点だ。全長314mあるホームのうち、新宿側の187.9mが工事の対象となった。ホームを最大で約1.1m高くしたうえ、上り線路側に最大で約1.3m幅を広げた。同一のホームで、かさ上げと拡幅を同時に施工した例はほとんどない(写真1、2、図1)。

写真1■ EPS工法で埼京線ホームの階段部分を構築する。写真奥が上り線、手前が下り線。5月26日午前11時ごろ撮影(写真:大村 拓也)
写真1■ EPS工法で埼京線ホームの階段部分を構築する。写真奥が上り線、手前が下り線。5月26日午前11時ごろ撮影(写真:大村 拓也)
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写真2■ ホーム工事は軌道工事と同時並行で進めた。ただし、ホームの先端部だけは軌道工事の完了後に施工した(写真:大村 拓也)
写真2■ ホーム工事は軌道工事と同時並行で進めた。ただし、ホームの先端部だけは軌道工事の完了後に施工した(写真:大村 拓也)
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図1 ■ 埼京線ホームの平面図
図1 ■ 埼京線ホームの平面図
カッコ内の色は、施工班ごとに作業員が着るベストの色(資料:JR東日本)
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 埼京線ホームは、上り線と下り線に両側を挟まれた島式ホームとなっている。線路を動かしていない下り線ホームは従来と同じ高さのままなので、工事によって上り線側と下り線側とでホームに段差が生じる。

 そこで、ホームの中央に沿って転落を防ぐ「人止め柵」を配置。さらに、上り線と下り線のホームを行き来できるように、階段やスロープを各所に設けた。