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 北海道厚真町から北西に約45km。札幌市清田区里塚1条地区の住宅街では、地震によって大規模な液状化が生じた。道路の陥没や沈下、大きく傾いた家屋などが、およそ2haの範囲に集中する(図1)。

図1 ■ 里塚1条地区の被災エリア
図1 ■ 里塚1条地区の被災エリア
被害が集中した範囲をオレンジ色で示す。数字は記事内の写真撮影箇所。国土地理院の地図に日経コンストラクションが加筆
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 「ここは先日まで平らな道だった」。付近を調べていると、近隣の住民から、こうした声が聞こえてきた。

 被害が特に目立つのは、国道36号から北に300mほど入った一角だ(写真1、2)。アパートの1階が半分ほど土砂に埋まる一方、埋設していたとみられる管路が壊れて道路が陥没。その底部を水が流れ、崩れ落ちたアスファルト舗装の残骸が周囲に散らばっていた。

写真1■ 地震後に液状化した札幌市清田区里塚1条地区の道路。9月7日午後2時ごろ撮影(写真:日経コンストラクション)
写真1■ 地震後に液状化した札幌市清田区里塚1条地区の道路。9月7日午後2時ごろ撮影(写真:日経コンストラクション)
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写真2■ 大量の土砂が堆積した被災エリアの北東部。破損した管路から水が流れ出す。この管路が上下水道なのか、地下化した河川の暗きょなのかは不明(写真:日経コンストラクション)
写真2■ 大量の土砂が堆積した被災エリアの北東部。破損した管路から水が流れ出す。この管路が上下水道なのか、地下化した河川の暗きょなのかは不明(写真:日経コンストラクション)
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 「この辺りは標高が低い。標高が高い場所で液状化して緩んだ土砂が、旧河道に沿って流れ落ちてきたのではないか」。液状化を専門とする北見工業大学工学部の山下聡教授は、現場を見ながらこう語った。傾斜地の末端部に土砂がたまり、噴出したとみられる。