クイズ 維持・補修に強くなる
目次
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Q.覆工背面の裏込め どの材料がお薦め?
自治体が管理する古い山岳トンネルは、当時の標準工法であった矢板工法で施工されている。掘削には火薬を使うことが多い。ただし地山の硬さや亀裂などが影響して、アーチ状にきれいに掘削できないケースがある。そうなると、覆工コンクリートと地山との間に空洞が残ってしまう。
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Q.「材質劣化」に巻き厚不足 剥落対策を選んでよい?
トンネルの覆工コンクリートを点検している際に、巻き厚不足を確認した。国土交通省の「道路トンネル定期点検要領」(2019年3月)では、材質劣化の変状に区分される。
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Q.覆工部の浮き・剥離 数ある対策のどれ選ぶ?
ある山岳トンネルの覆工コンクリートの定期点検において、横断目地や水平打ち継ぎ目、ひび割れ沿いに「浮き・剥離」が見つかった。打音検査では異音が確認されている。
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Q.塩害を受けた隣り合う2橋 なぜ塩分濃度分布が違う?
沿岸地域で1980年代に、隣接して建設されたA橋とB橋がある。2橋ともPC(プレストレスト・コンクリート)ポストテンションT桁橋だ。建設から20年が経過した後に、点検・調査によって塩害を原因とする損傷が見つかった。
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Q.重交通路線でひび割れ 寿命2倍の補修は可能?
国内でも屈指の交通量を誇る自動車専用道のオンランプ(入り口)が、今回の補修対象だ。施工後20年を経過し、ひび割れによる破損が顕在化してきた。かなりの交通量であるので、補修による夜間の通行止めの時間を最小限に抑えたい。
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Q.ひび割れや大量の漏水 点検も考慮した対策は?
ある政令指定都市が管理する道路トンネル(矢板工法で施工)の漏水対策についての出題だ。
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Q.たて壁と床版下面にひび 予防で表面含浸は必要?
ある町が管理する橋梁の点検で、橋台のたて壁部と鉄筋コンクリート床版下面部に微細なひび割れを発見した。1956年(昭和31年)の鋼道路橋示方書1等橋(TL-20)で設計された鋼箱桁橋で、64年に竣工。橋長は46m、幅員は7.5mだ。山間部の融雪剤散布地域に立地し、交通量は少ない。当面、架け替えの計画…
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Q.どちらの補修を優先? 劣化したRC桁とPC桁
ある自治体の道路橋の定期点検で、2つの橋に劣化が確認された。1つは、寒冷地域の田園地帯にある中規模河川で、昭和40年代(1965~74年)に施工された単純RC(鉄筋コンクリート)T桁橋だ。
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Q.コンクリート舗装の補修 オーバーレイの注意点は?
第29回 舗装
ある積雪寒冷地域の国道で、路線周辺に宅地が増えたことなどに対応し、古いコンクリート舗装を低騒音化することになった。
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Q.古いコンクリート舗装 健全性やいかに?
第28回 舗装
ある積雪寒冷地域の国道で、古いコンクリート舗装を低騒音化することになった。路線周辺に宅地が増えたことなどに対応するためだ。
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Q.築50年近い道路橋 不要な対策はどれ?
第27回 橋梁
ある小規模な自治体が管理する道路橋について出題する。