プロジェクト
東京大改造が“ラストスパート”

 2020年の東京五輪が目前に迫り、東京都内のインフラ整備が“ラストスパート”を迎えている。メインスタジアムとなる新国立競技場は完成まで1年を切り、屋根が半分以上、出来上がってきた。中央防波堤ではボート・カヌー競技で使う海の森水上競技場のボートコースが計画され、コースをまたぐ橋長約250mのアーチ橋の架設が8月に実施された。

 築地市場の移転問題がようやく決着し、10月11日に豊洲市場がオープン。五輪で主要な輸送ルートとなる都道環状2号線は、旧市場の敷地に残る建物を避ける形で迂回路を設け、11月4日に暫定開通した(図9)。

図9■ 築地市場の移転が遅れ、ようやく暫定開通した都道環状2号線。築地大橋を12月10日号の「<a href="/atcl/nxt/mag/ncr/18/00020/113000005/">カウントダウン2020</a>」で取り上げた
図9■ 築地市場の移転が遅れ、ようやく暫定開通した都道環状2号線。築地大橋を12月10日号の「カウントダウン2020」で取り上げた

 都内ではその他、東京五輪以降も続くプロジェクトが目白押しだ。渋谷では5月、東京メトロ銀座線やJR埼京線の渋谷駅で、駅ホームを移設する改良工事が相次いで行われた(図10)。渋谷駅周辺の再開発事業全体は27年度まで続く。

図10■ 大きく変貌を遂げつつある東京・渋谷駅。<a href="/atcl/nxt/mag/ncr/18/00018/">7月23日号</a>と<a href="/atcl/nxt/mag/ncr/18/00023/">8月27日号</a>の「特別リポート」で工事に密着した
図10■ 大きく変貌を遂げつつある東京・渋谷駅。7月23日号8月27日号の「特別リポート」で工事に密着した

 JR山手線の田町─品川間では新駅を建設中。12月に、駅名が「高輪ゲートウェイ駅」となることが決まった。駅は東京五輪に合わせて20年春に暫定開業する予定で、街開きの目標は24年度だ。

 今後は、首都圏以外でも大規模プロジェクトが動き出しそうだ。11月に、2025年の国際博覧会(万博)が大阪で開催されることに決定。会場予定地の夢洲(ゆめしま)へのアクセスを確保するため、地下鉄などの延伸計画が再始動している(関連記事:「万博で変わる大阪の交通網」に)。