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 2020年東京五輪には間に合わなかったものの、首都圏3環状道路の完成が見えてきた(図1)。首都高中央環状線は15年に全線の47kmが開通、300kmある首都圏中央連絡自動車道(圏央道)も270kmが開通済みだ。

図1■ 中央環状線は完成、圏央道も整備率90%に
図1■ 中央環状線は完成、圏央道も整備率90%に
開通時期は見込みを含む。未開通区間のJCTやIC名は仮称。国土交通省と中日本高速道路会社の資料を基に日経コンストラクションが作成
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 東京外かく環状道路(外環道)は計画延長85kmのうち、埼玉県と千葉県内の50kmが完成した。20年は東京都内の大泉ジャンクション(JCT)─東名JCT間の工事が加速する。

 同区間の延長は16kmで、密集市街地の地下40mにトンネルを通す。北行き、南行きの各本線トンネルを、両端のJCTから計4台のシールド機で掘り進める。東名JCT側から発進した2台のシールド機は、19年12月時点で2kmほど掘進。一方、大泉JCT側の2台はともに初期掘進の段階で、シールド機の後方に台車などをつなげながら数百メートルほど進んだところだ(写真1)。

写真1■ 外環道大泉JCTの発進たて坑に据え付けられたシールド機(写真:大上 祐史)
写真1■ 外環道大泉JCTの発進たて坑に据え付けられたシールド機(写真:大上 祐史)
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 中央道と接続する中央JCTでは、本線トンネルを地中拡幅して連結路とつなぐ難しい工事になる。東日本、中日本の両高速道路会社は、施工者の選定に技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)を採用。19年10月までに、計4つの工区についてそれぞれ優先交渉権者を決めた。