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 「着眼点を変えてアレンジを加えた問題が近年、増えている」。1級土木施工管理技士試験の出題傾向について、「日建学院」を運営する建築資料研究社の市川秀樹・教材開発部第二企画課課長代理はこう語る。

 例えば、2019年度学科試験の問題Bでは、どのような悪天候が生じた場合に作業開始前の足場点検を行うかが問われた。選択肢には、風速や降雨量など具体的な数値が挙げられている。

 「以前だったら、『悪天候や中震以上の地震が発生したときは、作業を開始する前に足場の点検を行う』といった内容の1文でまとめられていた。19年度は『悪天候等』そのものの定義が出題された」と市川課長代理は指摘する。

 実地試験の経験記述も、より深い内容が問われるようになっている。

 「以前は単に課題を挙げ、どう対処したかを答えるなどシンプルな内容だった。最近は、検討した項目やその理由、対処したことへの評価など、答える内容が細かく設定されている」。建設業の研修などを手掛けるランパスの東和博代表はこう説明する。