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■ 技術士
建設部門の登録者は5万人を突破

 技術士とは、科学技術に関する高度な知識と応用能力を持つ技術者を認定する国家資格だ。建設部門や上下水道部門、環境部門など20の技術部門に加え、分野を横断して総合的な技術監理を担う技術者を認定する総合技術監理部門の計21部門がある。さらに、建設部門は受験時の選択科目に応じて、「土質および基礎」や「道路」など11科目に分かれる。

 土木業界にある様々な資格の中でも、技術士は最高位に位置付けられることが多い。例えば、国土交通省がまとめた建設コンサルタント業務におけるプロポーザル方式などの運用ガイドラインでは、配置予定技術者に関して、技術士は博士と並んで最も高く評価するよう求めている。

 試験は択一式の筆記による第一次試験と、筆記と口頭を組み合わせた第二次試験の2段階。一次試験は、学歴や実務経験を問わず受験が可能。日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けた大学の学科などを卒業していれば免除される。

 二次試験は、一次試験の合格後またはJABEE認定の学科を卒業後、建設部門などは4年、総監部門は7年の実務経験があれば受験できる。2018年度は二次試験合格者の14%がJABEE認定の修了者だった。