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新型コロナウイルスの影響で開催が遅れたものの、2020年度の技術士第二次試験の口頭試験で問われる内容は、例年と変わらない。受験申込書に記した業務経験を思い出し、技術士に必要な資質(コンピテンシー)を踏まえて整理しておく。新型コロナウイルスへの感染防止策も忘れずに。(日経コンストラクション)

1.口頭試験の内容

 技術士第二次試験の口頭試験では、受験申込書に記載した「業務内容の詳細」を基に、受験者の実務能力が試される。合否の判断基準は、「コミュニケーション、リーダーシップ」「評価、マネジメント」の2グループ4項目だ(図1)。

図1■ 総合技術監理部門を除く技術部門の配点と試問時間
図1■ 総合技術監理部門を除く技術部門の配点と試問時間
(資料:文部科学省)
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 具体的には、文部科学省の審議会が公表した「令和2年度技術士第二次試験実施大綱」が示すように、技術士に求められる資質能力(=コンピテンシー)を問われる(図2)。コンピテンシーには、「専門的学識」「問題解決」「マネジメント」「評価」「コミュニケーション」「リーダーシップ」「技術者倫理」「継続研さん」の8項目がある。

図2■ 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)
図2■ 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)
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 口頭試験では、このうち専門的学識と問題解決を除く6項目について試問される。とはいえ、8項目を全て理解したうえで、受験者の経歴や業務内容を基に解答をまとめるのが望ましい。そのためには、業務内容の詳細を新たに「側面化」して、「再構築」しなければならない。