2018年の西日本豪雨や19年の台風19号では、河川堤防が決壊。広域にわたる浸水被害をもたらした。決壊をもたらす大きな要因は「越水」だ。地球温暖化の影響も疑われる近年の降雨を見ると、もはや河川堤防の越水リスクは無視できない。越水を考慮に入れた堤防構造を巡る行政の混乱と技術の可能性を探った。