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新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向にあるものの、感染防止の対策は必須だ。建設工事の現場で使える効果的な対策の数々を紹介する。

 地域の経済基盤を支える建設産業でも、緊急事態宣言を受けて一時的に工事を止める動きが出た。そうした現場でも、徐々に再開に向けた動きが目立ってきた。とはいえ、これまでと同じような格好で現場運営するのは難しい。建設現場でも新型コロナウイルスの感染防止を徹底しなければならない。

 緊急事態宣言後の2020年4月8日、国土交通省が「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言を踏まえた工事及び業務の対応について」を発表。建設現場で有効な感染防止策を示した。

 対策の基本は次の3つだ。まずは、マスクの着用や消毒・手洗いなどを徹底するなど、作業員の健康管理に留意することだ。2つ目は、作業員の感染や感染者への濃厚接触が判明した場合の連絡体制を構築し、該当者への適切な措置を取ること。残り1つが、感染リスクの高い「3密」を回避して、その影響を緩和する対策を講じることだ。

 3密の対策として首相官邸と厚生労働省は、周囲にいる人との距離(ソーシャルディスタンス)を2m以上確保するよう勧めている。

 さらに国交省は4月17日、「建設現場『三つの密』の回避等に向けた取組事例」を公表。先に示した3つの基本的な対策について、主に公共工事の現場において、どのように実践しているのかを提示した(図1)。

図1■ 国が対策の具体例を紹介
図1■ 国が対策の具体例を紹介
国土交通省が4月17日に公開した「建設現場『三つの密』の回避等に向けた取組事例」(資料:国土交通省)
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 例えば、現場にアルコール消毒薬を常備する、サーモカメラで作業員の体温を計測する、作業員間の距離を2m以上開けて朝礼する、オンラインミーティングで現場と打ち合わせをする──。国交省が集めた「取組事例」では、このような様々な工夫が紹介されている。