2022年度末の開業を目指して北陸新幹線の金沢―敦賀間、125kmの延伸工事が急ピッチで進んでいる。しかし、なかには他の工事の影響で着工が遅れたり、思わぬ悪天候で完成時期に暗雲が垂れ込めたりした現場も。難局を乗り切るため、各現場が繰り出す新たな一手を取材した。

北陸新幹線の福井開発高架橋。工期短縮を目指し、柱と梁に加え、両者が接合する仕口にも全てプレキャスト部材を採用した(写真:大村 拓也)
北陸新幹線の福井開発高架橋。工期短縮を目指し、柱と梁に加え、両者が接合する仕口にも全てプレキャスト部材を採用した(写真:大村 拓也)
[画像のクリックで拡大表示]