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 全国各地で整備新幹線の工事が佳境を迎えている(図1)。北陸新幹線の金沢―敦賀間は2022年度末に開業する予定だ(写真1)。敦賀から先は東小浜、京都、松井山手の各駅付近を通って新大阪につながる計画で、全線開通は46年ごろの見通し。京都や大阪の市街地は、大深度地下をトンネルで抜けるとみられる。

図1■ 全国に延びる新幹線網
図1■ 全国に延びる新幹線網
国土交通省の資料を基に日経コンストラクションが作成
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写真1■ 北陸新幹線の工事が進む福井駅。20年6月撮影(写真:福井県)
写真1■ 北陸新幹線の工事が進む福井駅。20年6月撮影(写真:福井県)
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 九州新幹線の西九州ルートも、まずは武雄温泉―長崎間が22年度までに暫定開業する(写真23)。

写真2■ 高架橋の工事が進む九州新幹線西九州ルート。写真左端は長崎駅。2019年9月撮影(写真:長崎県)
写真2■ 高架橋の工事が進む九州新幹線西九州ルート。写真左端は長崎駅。2019年9月撮影(写真:長崎県)
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写真3■ 新幹線が通る長崎市内の平間トンネル(写真手前)と新長崎トンネル(奥)。トンネルは完成し、軌道工事などが進んでいる(写真:長崎県)
写真3■ 新幹線が通る長崎市内の平間トンネル(写真手前)と新長崎トンネル(奥)。トンネルは完成し、軌道工事などが進んでいる(写真:長崎県)
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 同ルートは佐賀市付近を経由して、福岡市と長崎市を結ぶ路線として計画された。当初はレールの幅が異なる在来線と新幹線との間を直通できる「フリーゲージトレイン」を走らせる計画だったものの、技術開発が難航。JR九州は17年、同ルートにフリーゲージトレインは導入しないと発表した。

 武雄温泉─長崎間は一般的な新幹線と同じ、フル規格の新幹線が走る。利用者は当面、武雄温泉駅で在来線と新幹線を対面のプラットホームで乗り換えなければならない。

 未着工区間である新鳥栖─武雄温泉間をどのような方式で整備するのかは、依然として不透明なままだ。背景には沿線の自治体ごとに異なる思惑がある。

 長崎県は速達性や利便性が高まるとして、フル規格での整備を主張。一方、新鳥栖駅や博多駅などに近い佐賀県は、時間短縮効果が少ないにもかかわらず多額の費用負担を求められるとして、フル規格の整備に反対している。