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大学の研究室で生まれたAIエンジンを社会に役立てようと、大学院生がスタートアップで事業化した。画像解析とAIを組み合わせて現場の活動状況を可視化し、安全性向上や業務効率改善につなげる。

 創業して1年ほどで大手建設会社との技術連携を実現する。しかもその代表はまだ大学院生──。AIサービスの開発を手掛けるLightblue Technology(ライトブルーテクノロジー、東京都文京区)は、そんな絵に描いたようなスタートアップだ。

 同社が得意とするのは、AIを使った画像解析や言語処理。画像データや音声データから必要な情報の抽出や解析を行う。

 例えば、画像解析では、人の動きや姿勢、感情などの認識や推定が可能な独自のAIエンジンを開発した。このAIを基に「ヒューマンセンシングAI」と名付けたサービスを展開している。建設現場や工場などで働く作業者の動きを細かく把握し、安全性向上や業務効率改善につなげる。

 起業者の1人で代表取締役を務める園田亜斗夢氏(写真1)は、現在も東京大学大学院の博士課程に在籍する。AIの社会実装などを研究する傍ら、同社の運営に携わっている。

写真1■ 起業者の1人、園田亜斗夢代表取締役。起業前からフリーランスのエンジニアとして活躍。その仕事で得た収入が同社の立ち上げ資金となった(写真:Lightblue Technology)
写真1■ 起業者の1人、園田亜斗夢代表取締役。起業前からフリーランスのエンジニアとして活躍。その仕事で得た収入が同社の立ち上げ資金となった(写真:Lightblue Technology)
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 起業に当たって掲げたミッションは「働く人をエンパワーする」。危険な職場環境で働く人のリスクや雑務に追われる人のストレスを同社のAI技術で軽減。モチベーション高く、安全に働ける環境作りに貢献したいという気持ちを込めた。