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 パスコからリクルートメディアコミュニケーションズへ転身して、その後、スタートアップのコルク(KOLG、東京都豊島区)を設立する──。異色の経歴を歩んでいるのが、コルクで社長を務める堤正雄氏だ(写真1)。

写真1■ コルクの本社はシェアオフィス「WeWork」内にある(写真:日経コンストラクション)
写真1■ コルクの本社はシェアオフィス「WeWork」内にある(写真:日経コンストラクション)
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 同社では、発注者や受注者による工事・業務での情報のやり取りを支援する「情報共有クラウド」のサービスを提供する(図1)。クラウド上での帳票作成やワークフロー決裁、ファイル共有、メッセージの交換、ウェブ会議など様々な機能を盛り込んでいる。

図1■ 3Dモデルと点群データのプレビューに対応
図1■ 3Dモデルと点群データのプレビューに対応
コルクの情報共有システムのイメージ(資料:コルク)
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 2020年には、国土交通省が書類の提出や整理といった単純作業の時間短縮のために推奨する情報共有システムの提供者として認められた。提供者の中では後発組に当たるが、今の時代に合った機能や使いやすさ、高速動作を武器に新規の顧客を引き寄せている。

 「国交省が求める機能要件を満たすための改良以外にも、顧客の要望に応じた機能を追加している」と堤氏は話す。例えば、20年8月にはBIM/CIMで使う3次元モデルの共有機能を強化して、3Dビューアーとウェブ会議を組み合わせた「3Dライブレビュー(ベータ版)」を開発した。画面を同期させて参加者全員で3次元モデルを操作しながら、オンラインで協議できる(図2)。

図2■ 3Dモデルをビデオ会議でレビュー
図2■ 3Dモデルをビデオ会議でレビュー
ウェブ会議を組み合わせた3Dライブレビューの画面。3次元モデルをアップロードするだけでプレビューできる。モデル上では図形やテキストを加えられる(資料:コルク)
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