全844文字

 道路舗装業界では情報化施工の導入が早かった鹿島道路。同社で機械系職員として最先端の技術に触れ続け、デジタルトランスフォーメーション(DX)をけん引するリーダーへと成長したのが、ICT施工推進室課長代理の桑田直人氏だ(写真1)。

写真1■ DXの旗振り役となる桑田氏。「現場にとって良いものでなければ、作って普及させても意味がない。現場目線の意見を採り入れて開発を進めていきたい」と意気込む(写真:日経コンストラクション)
写真1■ DXの旗振り役となる桑田氏。「現場にとって良いものでなければ、作って普及させても意味がない。現場目線の意見を採り入れて開発を進めていきたい」と意気込む(写真:日経コンストラクション)
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 「探究心があり、仕事に対して最適な方法を提案してくれる」。桑田氏の上司として、2017年にICT施工推進室を立ち上げた経営企画部の下田博文新事業開発課長はこう評価する。

 桑田氏は入社以降、数多くの技術開発に携わり見識を深めてきた。18年には地上移動体搭載型レーザースキャナーの効果を検証。もともと工場内で使う製品のため、現場で使うには安定性が悪かった。そこで、タイヤを大きくして三輪から四輪に変更。「使うからには使いやすくしたかった」と桑田氏は話す。

 探究心は、社外の委員会活動からもうかがえる。15年からは、日本建設機械施工協会情報化施工委員会の定量評価ワーキングで共同研究に参画。情報化施工が品質や生産性以外に、安全性の向上にもつながると初めて定量的に検証した。