
建設スタートアップ探訪
目次
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非GIS地図アプリで調査業務を支援
広大なエリアや膨大な箇所数を対象としたインフラの調査・点検には労力を要する。特に面倒なのが、得られた結果の整理や集計。人手不足の深刻化で、担当者の負担は増すばかりだ。地図活用のコンサルティングを得意とする、あっとクリエーション(大阪市)は、こうした課題に着目。iPadなど携帯端末を活用するアプリ「…
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クラウドで3D点群データを自動処理
国土交通省の主導でBIM/CIMを活用した業務や工事が拡大し、3次元点群データの扱いに不慣れな企業は難局に立たされている。点群データの解析には高額なパソコンやソフトウエアが必要なうえ、解析スキルを持つ人材の確保も難しいからだ。
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BIM/CIMに悩める企業を伴走支援
2023年度から、小規模を除く全ての公共工事にBIM/CIMが原則適用される。3次元モデルの扱いが必要とされるなか、デジタル化にうまく対応できず、焦る建設コンサルタント会社や建設会社は少なくない。そうした悩める企業への支援サービスを提供するのが、21年2月に創業したスタートアップ企業のMalme(…
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水道管のAI診断を30自治体に展開
人口減少による財源不足や管路・施設の老朽化、職員の減少・高齢化など、運営環境が年々厳しさを増す水道事業。この窮地を、AI(人工知能)を駆使したサービスで打開しようとするスタートアップ企業がある。2015年に加藤崇氏が米国・シリコンバレーで立ち上げたFRACTA(フラクタ)だ。
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道路変状をスマホとAIで自動点検
所管する膨大な道路インフラの老朽化が進行。そこに人手不足が重なり、維持管理が追いつかない──。道路管理者が抱えるこうした悩みに、AI(人工知能)を活用した技術で応えるサービスを展開するのがアーバンエックステクノロジーズ(東京都目黒区。以下、アーバン社)だ。
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3Dプリンターの社会実装にまい進
3次元データに基づき、樹脂やコンクリート、金属を積層して物体を造形する3Dプリンターが、建設業でも使われ始めている。本設への適用は海外での事例が先行するものの、日本にも3Dプリンターを実施工で活用しようとするスタートアップ企業がある。2019年に創業したPolyuse(ポリウス、東京都港区)だ。
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さび取りレーザーで「3K」を解消
老朽インフラに生じたさびをレーザーで取り去る──。画期的なクリーニング技術で注目を集めるのが、トヨコー(静岡県富士市)だ。
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AIで構造物の制振に挑戦
「産業の新たな姿をつくる」を旗印にAI(人工知能)によるソリューションサービスを展開するLaboro.AI(ラボロエーアイ、東京都中央区)は、2016年に創業したスタートアップ企業だ。
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AIが現場作業員の健康状態を判断
2018年2月に2人のAI(人工知能)エンジニアが立ち上げたスタートアップ、Algoage(アルゴエイジ、東京都文京区)は、企業が抱える課題をAIの学習機能を用いて解決・改善するサービスを展開している。
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5年後に建機1000台を遠隔操作
自宅に居ながら、パソコンやスマートフォンを使って遠く離れた現場の重機を操作し、施工する。こんな光景を見られる時代が意外に早く訪れるかもしれない──。そう思わせるのが、ARAV(アラブ、東京都文京区)が開発した遠隔操作技術だ。