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  • レーザーを活用して研削材不要のクリーニング技術を開発
  • コンクリートの目粗しへの応用も視野に入れる

 老朽インフラに生じたさびをレーザーで取り去る──。画期的なクリーニング技術で注目を集めるのが、トヨコー(静岡県富士市)だ。

 1996年の創業以来、塗装や防水工事を手掛けていた同社だが、塗装前の下地処理に携わる作業者を重労働から解放したいという思いから、さびや古い塗膜をレーザーで除去する技術を開発。2018年に実用化に成功し、「CoolLaser(クーレーザー)」と名付けた。

 この技術を手に、インフラのメンテナンス工事を展開する事業を“スタートアップ”した。

 ブラスト工法による一般的な下地処理では研削材を使うので、作業者は粉じん内での過酷な作業を強いられる。これに対してクーレーザーでは研削材は不要だ。反力を伴わない作業に変わり、肉体への負荷も減る。

 「クーレーザーで現場の『3K』を解消していく。最先端の光学技術の導入で現場のイメージも変える。若者の入職にもつながるはずだ」。同社の茂見憲治郎代表(写真1)は、こんな期待を寄せる。

写真1■ トヨコーの経営に携わる茂見憲治郎代表。経営コンサルタントとしても数々のスタートアップ企業を支援してきた実績を持つ。トヨコーでは、クーレーザー事業をけん引。「レーザーで世界中の現場を変えていく」(写真:トヨコー)
写真1■ トヨコーの経営に携わる茂見憲治郎代表。経営コンサルタントとしても数々のスタートアップ企業を支援してきた実績を持つ。トヨコーでは、クーレーザー事業をけん引。「レーザーで世界中の現場を変えていく」(写真:トヨコー)