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試験制度の改正後2回目となった2020年度の技術士第二次試験。その筆記試験の内容をひもときながら、21年度の出題を予想する。3つのキーワードを使って論文を書き上げる効果的な勉強方法も伝授する。(日経コンストラクション)

2021年度の第二次試験の概要

 文部科学省が発表した「令和3年度技術士第二次試験実施大綱」を踏まえると、21年度の試験内容は20年度と変わらない(図1、2)。

図1■ 2021年度の第二次試験筆記試験の内容
図1■ 2021年度の第二次試験筆記試験の内容
文部科学省の資料を基に日経コンストラクションが作成
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図2■ 2021年度の口頭試験の内容
図2■ 2021年度の口頭試験の内容
文部科学省の資料を基に日経コンストラクションが作成
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 筆記試験は、必須科目と選択科目で構成する。必須科目Iでは、建設部門に共通する専門知識や応用能力などを問われる。2問から1問を選び、600字詰め答案用紙3枚を使って2時間で解答。60%の得点がなければ合格できない。ただし2月上旬時点では、必須科目が不合格でも選択科目の答案は採点される予定だ。

 選択科目はIIとIIIに分かれる。IIはさらに、受験者が選んだ科目について専門知識を問うII-1と応用能力を試すII-2から成る。II-1は4問から1問を選択して答案用紙1枚で記述。II-2は具体的な条件が付いた2つの問題から1つを選び、答案用紙2枚で解答する。

 IIIは、問題解決能力と課題遂行能力を問う。2問から1問を選んで答案用紙3枚で記述する。試験時間はIIとIIIを合わせて3時間30分で、途中休憩はない。IIとIIIの合計得点が60%以上で合格だ。

 口頭試験は、筆記試験の合格者が受験する。技術士としての実務能力と適格性を確かめる質問が出る。4月に提出する受験申込書では、ここでの質問を意識して業務経験を記すのが望ましい。詳細は本連載の第2回で紹介する。