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選択科目IIは、必須科目Iや選択科目IIIと同様に直近の国土交通政策から出題されやすい。最新情報の収集が欠かせない。2020年度の出題を例に挙げながら、記述方法や情報収集のコツを解説する。(日経コンストラクション)

1.選択科目IIと国土交通政策

 2021年度の技術士第二次試験の受験案内にあるように、「選択科目II」は受験者の選択した科目に関する専門知識を問うII−1と応用能力を問うII−2に分かれる(図1)。

図1■ 選択科目IIの試験方法
図1■ 選択科目IIの試験方法
総合技術監理部門を除く技術部門。選択科目の試験中に休憩時間はなし(資料:日本技術士会)
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 II−1では4問から1問を選択し、答案用紙1枚に記述する。20年度に変更となった鋼構造およびコンクリートは、21年度も同様に鋼構造とコンクリート合わせて4問の出題と想定される。

 他方、II−2では2問から1問を選択し、答案用紙2枚に記述する。全部門全科目にわたって小問(1)から(3)まで、ほぼ同じ内容である点が特徴だ。こちらも鋼構造およびコンクリートは21年度と同様に2問の出題となるだろう。

 II−1は科目ごとに広い分野からまんべんなく出題され、重要なキーワードや新技術が問われる。II−2では、具体的な条件が設定されている。その条件下で、業務を遂行する手順や留意点、工夫を要する点などを記述する。

 選択科目IIは出題の予測が難しく、勉強範囲を絞りづらい。しかし、必須科目Iや選択科目IIIと同様に直近の国土交通政策から出題されやすいので、最新情報の収集が欠かせない。

 図2は、20年度の選択科目IIにおいて、実際に出た国土交通政策に関連する問題だ。おおむね1年以内の政策から出題されやすいことが分かる。都市計画や河川砂防、港湾空港、道路、電力土木といった計画系の科目では特にその傾向が強い。

図2■ 2020年度の出題と国土交通政策との関連
図2■ 2020年度の出題と国土交通政策との関連
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 それ以外の工学系の科目(土質および基礎や鋼構造およびコンクリートなど)でも、防災・減災や維持管理といった最近のテーマが出題されやすい。