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筆記試験まで残り1カ月を切った段階では、試験で「読みやすく、分かりやすい文章」を書く訓練に時間を充てたい。これまでに整理したキーワードを基に構成を考え、実際に論文を完成させる作業だ。書き上げた論文を第三者に見てもらうことで、自分の文章や文字の癖も把握しておきたい。(日経コンストラクション)

必須科目が重要

 筆記試験のうち「必須科目I」は建設部門全体に共通するテーマについて問われる。それに対して、「選択科目II」と「選択科目III」はそれぞれ、受験者の選択科目に関する「専門知識および応用能力」と「問題解決能力および課題遂行能力」を問うものだ。

 特に重要なのは必須科目Iで、配点が40点と他の2科目よりも高い。2020年度のテーマは「担い手確保」と「インフラの維持管理」の2問だった。小問(1)~(4)の構成を含めた出題内容は、21年度もほぼ同様になると考えて良い(図1)。

図1■ 必須科目Iの出題内容のイメージ
図1■ 必須科目Iの出題内容のイメージ
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 解答で大切なのは、小問で求められたことに忠実に論述すること。例えば、「分析」なのか、「内容」なのか。設問の表現が多少変わることも予想できるが、設問に対して忠実にタイトルを設定して論述する。

 必須科目Iで出題されるのは、時事性の高いテーマだ。21年度には、「防災・減災」「新技術の導入」「グリーン社会の実現」「インフラ分野のDX化」「スマートシティー」といったテーマが想定される。

 「防災・減災」について、解答のまとめ方を例に示す。小問(1)~(4)に沿って多面的な観点から抽出した課題を示し、解決策を提案。そのうえで、波及効果や共通リスク、必要となる要件を論述する(図2)。

図2■ 「防災・減災」をテーマにした必須科目Iの解答のまとめ方
図2■ 「防災・減災」をテーマにした必須科目Iの解答のまとめ方
※解決策は全てのキーワードを書かなくてもよいが、自分の科目に特化しないようにする。また、(a)を多めに記述する
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