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総合技術監理部門の口頭試験では、様々な視点から業務を管理する能力を持つと示す必要がある。経済性や安全など5つの管理技術を理解し、利害が絡み合った「トレードオフ」の問題も解決できるとアピールしよう。一般論に始終せず、具体的に答える姿勢も重要だ。(日経コンストラクション)

 今回は、2021年度の技術士第二次試験における総合技術監理部門の口頭試験の対策を説明する。

 口頭試験では、必須科目に関する技術士として必要な「体系的専門知識」と「経歴および応用能力」が試される(図1)。前者は、受験者の業務経歴に基づいて確認される。後者は、受験申込時に提出した実務経験証明書の内容や筆記試験の答案の内容について試問される。

図1■ 総合技術監理部門の口頭試験の内容
図1■ 総合技術監理部門の口頭試験の内容
建設部門の技術士の資格などを保有して選択科目を免除される場合は、必須科目に対応する事項のみ試問される(資料:日本技術士会)
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 具体的には、業務で生じた相反関係(トレードオフ)の問題や、失敗事例への対応方法を問われる。そうした問題を、経済性管理(品質、コストおよび生産性)、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理──の5つの管理技術を用いて解決したと説明するのだ(図2)。

図2■ 5つの管理項目と建設部門の総合技術監理に必要なポイント
図2■ 5つの管理項目と建設部門の総合技術監理に必要なポイント
日本技術士会の資料を基に作成
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 各管理技術については、文部科学省が公表する「総合技術監理 キーワード集 2021」を参考にするのがよい。以降は、試問の例と対策を紹介する。