この道路、造る意味ありますか──。建設中の東京外かく環状道路が、費用に対して便益がほとんど上回らない「費用便益比1.01」の事態に陥っている。陥没事故によって、この数字がさらに下振れする可能性が高い。1.0以下になっても整備を進めるのか。「交通の効率」を求めてきたが、社会は人口減少に転じ、自動運転など技術革新への対応が迫られる。歩行空間の豊かさをはじめ、多様な利用者に向けた価値も問われるようになる。道路の物差しのあるべき姿を考える。

(写真:123RF)
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