
連載
謎解き! ゼロから学ぶ維持・補修
目次
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健全性IIの判定から5年後、IIとIIIとIVのどれが適切?
今回の診断対象は、ある自治体が管理する橋長162m、支間長約32mのT桁5連の道路橋だ。構造形式は単純PC(プレストレストコンクリート)ポストテンション。完成は1980年だ。橋は海岸線から100m程度内陸側に位置している。
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覆工コンクリートの4つのひび割れは何判定?
笹子トンネルの天井板崩落事故以降に本格化した道路トンネルの定期点検は、2巡目に入った。「道路トンネル定期点検要領」は2019年3月、「道路トンネル維持管理便覧」は20年8月に、それぞれ改定された。現場担当者の意見を踏まえ、現場でより使いやすくするためだ。それに加えて、将来の人材不足へ対応した点検支…
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床版の補修後に またIII判定?
土木構造物の点検・診断・補修のコツを実例を基にクイズ形式で解説する連載を始める。インフラの維持管理では誤った診断や過剰な補修の事例が尽きない。いまさら聞けない基礎知識を身に付けつつ、維持・補修の勘所を養ってほしい。