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インターネットの利用時間の増加に伴って、従来のテレビやラジオといったマスメディアだけでなくSNS(交流サイト)を使った広報活動が目立ち始めた。広報の企画も多様化し、アイデア次第で誰もが影響力のある情報発信をできる時代になった。

 平日1日当たりのインターネットの平均利用時間が、テレビの平均視聴時間を全年代で初めて超えた。総務省情報通信政策研究所が2021年8月、インターネットやテレビ、ラジオなど主なメディアの利用実態を調査して明らかにした。

 インターネットの利用時間の増加に伴って、誰でも手軽に情報を発信できるSNSも、目を見張る速度で普及してきた。

 例えばInstagram(インスタグラム)。15年度の調査で全年代の利用率は14.3%だったものの、20年度には4割を超えた(図1)。YouTube(ユーチューブ)などオンデマンド型の動画共有型サービスは8割以上が利用している。

図1■ SNSの利用率は年々上昇
図1■ SNSの利用率は年々上昇
全年代の主なSNSの利用率。総務省情報通信政策研究所が2021年8月に公表したソーシャルメディアなどの利用実態の調査結果。対象は13~69歳の男女1500人(資料:総務省情報通信政策研究所)
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 かつての広報といえば、テレビや新聞、雑誌などマスメディアを利用した情報発信が一般的だった。大勢がマスメディアで情報を得ていたためだ。しかし、SNSの普及に伴い、発信したいターゲットや内容に応じて、SNSとマスメディアを使い分けやすくなった。

 SNSはアプローチしたい年齢層に合わせた使い分けが容易だ。TwitterとInstagramの主な利用層は10代と20代。Facebook(フェイスブック)の利用率は30代が最も高い(図2)。

図2■ 10代・20代と30代以降で利用率の傾向が分かれる
図2■ 10代・20代と30代以降で利用率の傾向が分かれる
主なSNSの年代別利用率(資料:総務省情報通信政策研究所)
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