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技術士第二次試験の受験申込書は他の資格試験の願書とは異なる。筆記試験合格後に控える口頭試験の第1段階である旨を十分に認識しなければならないのだ。この点を踏まえ、受験申込書における「実務経験」や「業務内容の詳細」の書き方を指南する。

 受験申込書は、筆記試験後に待ち構える口頭試験の第1段階と認識する。口頭試験の試験官は、受験申込書の写しを手元に置いて実務経験証明書の内容を質問。受験者が技術士にふさわしいかを判断するからだ。

 実務経験証明書を簡素に書いたり、内容を吟味せずに提出したりすると、口頭試験で失敗する。2021年度の口頭試験では、業務経歴票や業務内容の詳細について、ホワイトボードで説明するよう求められた受験者がいた。今年度も、そのような傾向を踏まえておきたい。

 続いて、受験申込書を作成する際の注意点について説明する。

1.受験申込書の目的

 受験申込書には、受験資格や業務経歴の内容を確認する目的がある。受験資格や業務従事期間などは事務的に確認されるが、業務経歴票の業務内容欄や業務内容の詳細欄は、口頭試験での試問材料となる。

2.一覧表に業務を書き出す

 業務経歴票などを作るために、まずは経験した業務の一つひとつを、できるだけ細部まで拾い、業務整理一覧表としてまとめる(図1)。

図1■ 施工者の場合の業務整理一覧表の例
図1■ 施工者の場合の業務整理一覧表の例
申込書には、簡潔に要点のみを記述する
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 一定の期間内に複数の業務を兼務した場合には、期間が重複する業務もリストアップしておく。経験年数が長い人であれば、技術士にふさわしい「高等の専門的応用能力」を発揮した業務を中心に、10~15年分の業務を整理すれば、口頭試験前の準備は容易になる。

 受験申込書の配布期間は、22年4月1日から18日までだ。日本技術士会のホームページから入手できる。入手は早めに済ませておく。この原稿を執筆している段階では、様式が変更されるか否かは不明なので、21年までの様式を例に説明する。22年の試験を受ける場合は、実際の様式で確認してほしい。