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しんむら・ゆういち
しんむら・ゆういち
1995年生まれ。2018年3月に日本大学理工学部土木工学科を卒業後、首都高技術に入社。構造管理部東京東管理課に配属される。構造物点検を担当し、主に定期点検・臨時点検の業務に従事する(写真:日経クロステック)
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 橋の桁間を連結する横構(ラテラル)の上を、フランジを挟み込んだロボットがモノレールのように進む。ロボット上部に360度カメラを取り付け、ラテラル上を走行しながら部材の劣化状況を撮影。床版下の中央に設けた点検通路からだと目視点検の死角となる箇所も、くまなくチェックする(資料1)。

資料1■ 荒川湾岸橋を点検するロボット。桁間をつなぐラテラルの上を走行する(写真:首都高技術)
資料1■ 荒川湾岸橋を点検するロボット。桁間をつなぐラテラルの上を走行する(写真:首都高技術)
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 首都高速道路の湾岸線の一部である荒川湾岸橋では、首都高技術が開発した点検ロボットを2020年度から活用している。ロボットの開発を担ったのは、首都高技術構造管理部東京東管理課の新村祐一氏(27)。入社5年目で、一貫して荒川湾岸橋の点検業務に携わる。

 上司である首都高技術構造管理部東京東管理課の布施光弘課長代理は新村氏について、「従来の点検では見えづらいからダメだと他の手法を考え始めた。普通ならば従来の点検方法でやればよいと考えるが、それ以外に何かできないかと動き出すチャレンジ精神がある」と評する。