現場で打設されずに余った生コンクリート「残コン・戻りコン」を産業廃棄物として捨ててしまう、いわゆる「コンクリートロス」を巡る問題に明るい兆しが見えてきた。SDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりや、政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」を受け、残コン・戻りコンの削減、再利用に各社が本気で取り組み始めた。残コン・戻りコン問題の悪習を一掃するために、建設業界全体で講じる対策に迫る。

本特集では、途中まで荷下ろししたものの全量を使わないでアジテーター車に一部余った生コンクリートを「残コンクリート(残コン)」、荷下ろしせずに全量がアジテーター車に残った生コンを「戻りコンクリート(戻りコン)」と定義する
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