建設コンサルタント会社の好調な業績が止まらない。日経クロステックの調査では2022年に期末を迎えた決算で、増収だった会社が68%だった。「増収企業7割」の高水準は6年連続。だが、受注減の会社の割合が前期比で増えるなど好調さに陰りも見える。人材獲得や賃上げの競争激化などが業績に響いてきそうだ。

各年に期末を迎えた決算期を対象とした日経クロステックや日経コンストラクションのアンケート調査から、売上高と営業利益を前期と比較し、増えた会社の割合を示した。決算期の変更などで前期と比較できない会社は除いた
各年に期末を迎えた決算期を対象とした日経クロステックや日経コンストラクションのアンケート調査から、売上高と営業利益を前期と比較し、増えた会社の割合を示した。決算期の変更などで前期と比較できない会社は除いた
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建設コンサルタント部門の売上高(百万円)。2022年に期末を迎えた決算について、全国の主要な建設コンサルタント会社を対象に実施した日経クロステックの調査を基にまとめた。カッコ内は対前期増減率
建設コンサルタント部門の売上高(百万円)。2022年に期末を迎えた決算について、全国の主要な建設コンサルタント会社を対象に実施した日経クロステックの調査を基にまとめた。カッコ内は対前期増減率
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