関東大震災からちょうど100年に当たる2023年。トルコ南東部では2月に、この震災と共通点の多いマグニチュード7.8の大地震が発生した。いつ起こってもおかしくない巨大地震への対策はどこまで進んでいるのか。橋や盛り土、水道など、分野別に地震対策の現状と今後の課題を探った。

日本海溝・千島海溝地震と南海トラフ巨大地震は内閣府の中央防災会議による被害想定。前者は2021年、後者は19年に公表された。当面発生する可能性が低いとされるM8後半の相模トラフ地震は、被害想定が出ていない(出所:中央防災会議の資料や取材を基に日経クロステックが作成)
日本海溝・千島海溝地震と南海トラフ巨大地震は内閣府の中央防災会議による被害想定。前者は2021年、後者は19年に公表された。当面発生する可能性が低いとされるM8後半の相模トラフ地震は、被害想定が出ていない(出所:中央防災会議の資料や取材を基に日経クロステックが作成)
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