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256個の超音波素子がびっしり、空中ハプティクス装置を分解
今回のターゲット:Ultraleap「STRATOS Inspire」
「Haptics(ハプティクス)」と呼ばれる新しい触覚提示技術は、人の幸福を増加させる可能性を秘めているのではないかと考えている。今回、超音波スピーカーアレーによって触覚を提供する、英Ultraleap(ウルトラリープ)の「STRATOS Inspire」を紹介する。スピーカーアレーによって空間内…
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防衛省が電磁砲を実用化へ SFが現実、ゲームチェンジャーなるか
課題は電源の小型化
原理考案は約180年前。SFの世界ではおなじみの技術を防衛省が実用化を目指す。防衛省は新たなミサイル防衛の手段として「レールガン」(電磁砲)の研究を本格化しようとしている。
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自動運転のAI処理効率を2倍に、東工大が世界初の推論IC
ISSCC 2022で発表
東京工業大学 科学技術創成研究院の劉載勲氏(准教授)と本村真人氏(教授)らは、隠れニューラルネットワーク(Hidden Neural Network、以下HNN)と呼ばれる新たなDNN(Deep Neural Network)技術をベースにした推論アクセラレーター(処理回路)を世界で初めて開発。
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空飛ぶクルマは「空のEV」、将来は自動車産業級の市場規模に
ドローンサービスで世界トップ評価のベンチャーに聞く
世界的なドローン市場調査機関のドイツDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」において、世界1位に選ばれ、2022年3月にはシリーズBラウンドで総額約80億円の資金を調達した日本のベンチャー企業がある。
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ウクライナ危機でニッケル高騰、韓国バッテリー業界がLFPに注目
「InterBattery 2022」報告
ロシアによるウクライナ侵攻の長期化によって、電気自動車(EV)向けのバッテリー原材料価格が高騰している。ロシアはEV向けバッテリーに使われる原材料であるニッケルの保有量が世界3位であり、世界供給の約1割を占めているからだ。
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東芝、単眼カメラだけでひび割れ計測 ロボ自動点検に一歩前進
ドローン点検を高精度かつ低コストに
「インフラ点検がドローンやロボットだけで済むような世界を目指す」─。
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サムスン対ソニー、互いに譲らず イメージセンサー市場の行方
SKハイニックスも参戦
成長著しいイメージセンサー市場にて、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)とソニーグループ(以下、ソニー)が激しいシェア争いを繰り広げている。サムスン電子は、2030年に非メモリー半導体であるシステム半導体市場で世界1位を目指している。
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核融合炉開発で日本にチャンス、京大発ベンチャーに世界が注目
日本の技術と人材のゆりかごを目指す
核融合反応を利用し、そこからエネルギーを取り出す核融合炉の開発速度が増している。特に日米欧中露などといった国と地域による共同プロジェクト「ITER(国際熱核融合実験炉)」の運転開始が2025年に控えており、気候変動問題解決の一助になるのではないかと期待されている。この核融合の分野で高い技術力を保…
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英社のAI学習プロセッサー、TSMCの新技術で40%性能向上
プロセッサーダイと電源供給ダイを3次元実装で縦積み
英Graphcore(グラフコア)は、DNN(Deep Neural Network)処理に向けた同社独自プロセッサー「IPU(Intelligence Processing Unit)」の第3世代IC「Bow IPU」を2022年3月3日(現地時間)に発表した。3月17日(日本時間)に開いた日…
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ホンダやENEOSら2輪EV、電池交換式サービスを展開
22年秋から開始
ホンダやスズキ、ENEOSホールディングスなど5社は2022年3月30日、電動2輪車の電池シェアリングサービスを手がける新会社を共同設立すると発表した。22年4月1日に設立し、同年秋ごろから東京などの大都市圏でサービス開始を予定する。「将来的には2輪車だけでなく、小型電気自動車(EV)などへの展開…
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商用ロボタクシーに道、米国加州で有料サービス認可
GMとGoogle系にカリフォルニア州の規制当局から初
米国カリフォルニア(加)州で、自動運転タクシー(ロボタクシー)やライドシェア(相乗り)の商業サービスを始める準備が整った。
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ソニーが超省電力画像素子、ぼんやりと凝視でメリハリ
「ISSCC 2022」で発表
米Sony Electronicsやソニーセミコンダクタソリューションズ、ソニーLSIデザインの研究グループ(ソニーの研究グループ)は、目的に応じて解像度を変えて撮影できる新しいイメージセンサーを開発し、「半導体業界のオリンピック」と称される国際会議「ISSCC(International Sol…
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NICTがDNA上動くナノマシン、次世代計算機実現へ課題克服
DNAコンピューターの計算結果の読み取りを高速化
次世代計算機「DNAコンピューター」の実用化を前進させる新技術が開発された。情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所 研究員の指宿良太氏や主任研究員の古田健也氏らの研究グループは、モータータンパク質を生体から取り出し、DNAのレール上を走らせることに成功した。
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iPhone SE3を即日分解、内部はSE2と瓜二つ
「iPhone 8」(2017年)からほぼ変わらない構造と部品
日経クロステック編集部は2022年3月18日、米Appleが発売したばかりの新型iPhone SE(以下、SE3)を分解調査した。興味のポイントは、20年4月に発売された旧型iPhone SE(以下、SE2)と内部構造がどこまで同じなのかという点だ。
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クラウド大手とIntelらが、SoPのダイ間通信を標準化
Microsoft、Google、Meta、AMD、Armなどが参加
複数のチップレットを1つのパッケージに収容するSoP(System on a Package)のチップレット間通信方式の標準化を目指し、業界10社が新たなコンソーシアムを立ち上げたと、2022年3月2日(米国時間)に発表があった。
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好調ルネサスの次なる一手、電源管理ICを稼ぎ頭に
2022年3月開催「Analyst Day」報告
ルネサス エレクトロニクスの2021年通年の売上高(売上収益)は前年比38.9%増の9944億円に達した。前年比増加率の38.9%は、半導体世界市場の前年比成長率26.2%を大きく上回っている。
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EV向け固体電池が本格量産へ、電解質は半固体が主流
中国NIOのEVに採用の電池メーカーも判明
電解質のすべてに固体材料を用いた電気自動車(EV)向けの全固体電池もしくは、液体材料と固体材料を組み合わせた半固体電池の本格量産が間近かに迫ってきた。
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2030年の日本の太陽光発電、晴天時は昼の電力大半を供給か
蓄電システムの大量導入が喫緊の課題に
日本における太陽光発電(PV)システムの導入状況を調査している資源総合システムは2022年3月30日、PVシステムの導入量の2020年までの実績値と2030年までの予測値についてのレポート「日本市場における2030年に向けた太陽光発電導入量予測(2022年版)」を発刊し、その一部データを公開した。
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海底ケーブル容量が一気に7倍、KDDI総研やNECらが開発
マルチコアファイバーで実現
KDDI総合研究所や東北大学、住友電気工業、古河電気工業、NEC、オプトクエストは2022年3月28日、海底ケーブルの通信容量を大幅に拡大する技術を開発したと発表した。既存海底ケーブルの最大容量クラスの約7倍に相当する1.74ペタビット/秒まで容量を拡大できるとする。
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ルネサスがRFの新技術、BLEの実装が容易に
「ISSCC 2022」で発表
ルネサス エレクトロニクスは、Bluetooth Low Energy(BLE)通信向けRF回路に関する2つの新技術を開発し、そのテストチップと共に半導体の国際学会「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference) 2022」で発表した。