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約5億自由度の解析モデルを作成した(図:東芝)
約5億自由度の解析モデルを作成した(図:東芝)
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 東芝と阪神高速道路は、実在する橋梁の劣化状況を調べるための技術を共同で開発した。構造解析技術とセンサーデータを組み合わせて、実際の荷重による影響を把握し、橋梁の保守業務を効率化する狙いだ。

構造解析=構造物に作用した荷重による変形や応力を計算すること。

現実の事象を仮想空間に再現

 阪神高速道路(旧阪神高速道路公団)は、同名の都市高速道路の大規模更新や修繕を担う民間企業である。橋梁などのインフラ構造物では老朽化対策としての保守業務の重要性が高まっており、同社が管理する橋梁も例外ではない。従来、保守業務は現場の熟練者に頼る部分が大きかった。だが、高齢化や労働力人口の減少で保守業務の効率化が喫緊の課題になっていると、同社 技術部技術推進室課長代理の篠原聖二氏は語る。