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OCXO代替を狙うMEMS発振器(上)と水晶品(下)(写真:SiTime)
OCXO代替を狙うMEMS発振器(上)と水晶品(下)(写真:SiTime)
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 メガチップスの子会社である米SiTimeは、水晶発振器で最も周波数精度に優れるOCXO(Oven Controlled Xtal Oscillator)の代替を狙ったMEMS発振器のサンプル出荷を2018年11月に始めた(図1)。タイミング精度にかかわる多くの仕様で「既存のOCXOより優れる」(SiTime)と言う。

図1 5Gインフラの要求仕様に見合う
図1 5Gインフラの要求仕様に見合う
温度変化があっても周波数は安定している(上)。±5~10ppbの周波数安定性を備える(下)。通信網向けタイミング素子に対する規格である「Stratum 3E」を満たす。この規格は、特定条件下での20年間の周波数変動などを定めている。5G規格では、通信中の機器を130ns以下の精度で同期させる必要があり、その要求も満たせるという。ちなみに水晶発振器では、日本電波工業が9mm×7mmの小型のOCXOを開発済み。位相雑音に優れる点を特徴とする。(図:SiTime)
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 5G(第5世代移動通信システム)の基地局やバックボーンの通信網への搭載を狙う。5Gインフラの新設が本格化する2020年以降の搭載を目指し、2019年第2四半期までに量産体制を整える。実装寸法は9mm×7mmである。消費電力は、既存のOCXOの1W以上に対して0.65Wと大幅に抑えた。