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低消費電力のSLAM

 3次元空間認識に向けた、低消費電力を特徴とするビジョンセンシングプロセッサー「CXD5620GG」の展示もあった。ロボットなどの自律走行機器などで、障害物検知や経路決定に用いることを想定しているという。同プロセッサーでは、視差から三角測量で距離を割り出すことができるステレオカメラと加速度センサーを組み合わせて、低消費電力のSLAM(simultaneous localization and mapping)を実現できるとする(図5)。

図5 低消費電力でSLAMを実現
図5 低消費電力でSLAMを実現
ステレオカメラ1個(イメージセンサー2個)と組み合わせたデモ。(撮影:日経 xTECH)
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 デモでは、ステレオカメラ1個(イメージセンサー2個)との組み合わせであれば、いわゆるモバイルバッテリーで駆動できる様子が示された。ロボットなどのメインプロセッサーに負荷をかけずにエッジデバイスでの全周囲リアルタイムセンシングが可能という。最大5方向に向けて10個のイメージセンサーを接続でき、ToFセンサーなど違う種類のイメージセンサーも接続可能とする(図6)。ロボットのほか、ドローンやカート、飛行機などへの搭載を想定しているという。

図6 10個のセンサーを接続可能
図6 10個のセンサーを接続可能
10個のイメージセンサーを接続し、5方向に対して検知する場合に向けた例。(撮影:日経 xTECH)
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 このほか、自動車向けのセンサーも紹介していた。2020年上半期に発売を予定する車載用CMOSセンサー「IMX490」では、自動運転を見据え、低ノイズ化や高解像度化などにより暗所や遠方、逆光時の視認性を高めたとする。また、センサーを組み合わせて物体認識精度を高めるセンサーフュージョンの紹介もあった。

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