今回のCES 2020(2020年1月7~10日、米ラスベガス)で最大の話題となったのはソニーの「クルマ」である。開催前に開いたプレスカンファレンスで、自動車などのモビリティー分野の新たな取り組み「VISION-S(ビジョン エス)」を発表した。モビリティーにおける安全性や快適性、車内エンターテインメントを追求するという。それを具現化した電気自動車(EV)の試作車を見せた(図1、図2)。
VISION-Sには、ドイツ・ボッシュ(Robert Bosch)やドイツ・コンチネンタル(Continental)、カナダ・マグナ(Magna International)といった大手車載部品メーカーなどパートナー企業が参画。試作車もパートナー企業と開発したという。試作車には、ソニーのセンシング技術の他、AI(人工知能)技術や通信機能を搭載。クラウドなどを活用することで、自動車機能の継続的なアップデートが可能とする。