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 「Haptics(ハプティクス)」と呼ばれる新しい触覚提示技術は、人の幸福を増加させる可能性を秘めているのではないかと考えている。今回、超音波スピーカーアレーによって触覚を提供する、英Ultraleap(ウルトラリープ)の「STRATOS Inspire」を紹介する(図1)。スピーカーアレーによって空間内の特定の場所に音圧を作ることで、皮膚にモノが当たった感覚を作り出す空中ハプティクス装置である。

図1 「STRATOS Inspire」の製品外観
図1 「STRATOS Inspire」の製品外観
スタンドなどに取り付けて使用する。(写真:Ultraleap)
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 Ultraleapは2013年に創業し、英国ブリストルに本社を置く。現在は米国にも拠点を置く従業員150人ほどの非上場企業である。創業当初は「Ultrahaptics」という社名だったが、ジェスチャー入力センサーなどを手掛ける米Leap Motion(リープモーション)を19年に買収し、社名変更した。21年にオンラインサービス大手の中国テンセントから5000万米ドルの投資を受けて話題になった。

 STRATOS Inspireは、パソコンのタッチパッドを大きくしたような形状の製品である。大きさは横430mm×縦188mm×高さ54mmで、重量は3kgを超える。専用のスタンドを使うなどして、ディスプレーの手前に置いて使用する例が多いようだ。