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 毎年秋に米国サンフランシスコで開催される「TechCrunch Disrupt」は、世界中から多数のスタートアップが集まって開発中の製品アイデアを投資家に売り込み、自社への出資を募る「スタートアップの見本市」だ。今年は9月5~7日の開催。同イベントで見かけたロボティクス関連スタートアップをいくつか紹介しよう。

図1 料理配送の「Cedar DeliveryBot」
図1 料理配送の「Cedar DeliveryBot」
米Cedar Roboticsは現役高校生が起業した。
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 NTTドコモのコーポレートベンチャーキャピタル子会社、NTTドコモベンチャーズからの出資を受けたというのは、シアトルに拠点を置く米Cedar Robotics。同社はレストラン内で料理を配送するロボット「Cedar DeliveryBot」を開発する(図1)。

 レストランの厨房を出発し、お客のテーブルまで料理を自動運転で運ぶ。室内での自己位置推定にはIMUとオドメトリ(車輪の移動距離)を使用。超音波センサを使って障害物を回避する。非常に単純な仕組みだが、ロボットそのものはレストラン向けのSaaS(Software as a Service)の一部。タブレットを使った注文システムと組み合わせて月額料金制で提供する。注文取りから料理配送まで一貫した業務の自動化が図れるという。

 会場で説明に当たっていた同社 CTOのValentin Siia氏は、若く見えるが実際にシアトルの高校「Tesla STEM High School」に通う現役の高校生だった。CEOのCaleb John氏も同高校の生徒で16歳。現役高校生が起業したスタートアップだが、既にシアトルのレストランで実証実験も開始しているという。米国の起業文化の広がりを感じさせる事例だ。