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 米国テキサス州の病院で、単腕アームのヒューマノイドのようなロボットが搬送タスクを担っている。医療現場用の移動(モバイル)マニピュレータ「Moxi(モキシー)」の製品化に挑んでいるDiligent Robotics社CEOのAndrea Thomaz氏に聞いた(図1)。

図1 Andrea Thomaz(アンドレア・トマーズ)氏
図1 Andrea Thomaz(アンドレア・トマーズ)氏
Diligent Robotics社の共同創業者兼CEO。University of Texas at Austin(UT Austin)で准教授も務め、ロボット・ラボを率いた。米MIT Media LabのRobotic Life Groupに在籍し、博士号を取得。UT Austinの電子およびコンピュータ・エンジニアリングで学士号を取得。
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モキシー開発のきっかけは?

Thomaz氏 私も共同創業者もアカデミアの出身で、長年にわたって社会的に意味のあるロボットを考えてきた。人の命を救う病院に照準を合わせて調べていくと、スタッフ不足に悩まされていることが分かった。ロボットで、看護師らを解放できるタスクも多くあることを知った。

実用化が簡単ではないモバイル・マニピュレーターは最初から考えていたことか。

Thomaz氏 モバイル・マニピュレーターについては、既に20年以上研究してきた。実用化されれば、そこから生まれる社会的価値は大きい。そこへ挑んで未来を定義するような会社になりたい。