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日経クロステックでは、分析・計測機メーカーの堀場製作所の協力を得て、トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)である新型「MIRAI(ミライ)」の燃料電池(FC)セルの構造・材料分析を行った。FCセルは水素タンクからの純水素と空気中の酸素から水と電子をつくる働きがある。層の厚さや組成、構造が明らかになった。

 トヨタ自動車の新型「MIRAI(ミライ)」の燃料電池(FC)セルに使われている白金(Pt)は、8万4480円相当

 日経クロステックは、分析・計測機メーカーの堀場製作所の協力を得て、ミライのFCセルの構造・材料分析を行った(図1)。その結果、1台のミライには約19.2gのPtが含まれていることが明らかになった。白金1gの価格は4400円(2022年3月15日現在、田中貴金属工業HPより)であるので、19.2gは8万4480円となる。

図1 燃料電池(FC)セルの内部
図1 燃料電池(FC)セルの内部
セパレーターとセパレーターの間にMEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)が挟まれている。(写真:松田篤志)
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