日経エレクトロニクス(NE)は、「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード2022(NEパワエレアワード2022)」の最優秀賞を決定する審査会を2022年11月1日に開催した。同アワードは、国内の大学や高等専門学校(高専)などの理工系研究室の研究開発を応援する「NEイノベーション・アワード」の一環であり、2022年も前年に引き続き対象分野はパワーエレクトロニクス(パワエレ)である。最優秀賞の候補は方向性が全く異なる6つの研究だ。果たして6人の審査員たちはどんな結果を導いたのか。熱い議論を報告する。なお、審査員は、審査委員長を務める鉄道総合技術研究所 フェローの正田英介氏、技術選出委員長を務めた東京工業大学 名誉教授で同大学 未来産業技術研究所 特任教授の赤木泰文氏、東北大学 国際集積エレクトロニクス研究開発センター教授の遠藤哲郎氏、産業技術総合研究所 名誉リサーチャーの奥村 元氏、東芝三菱電機産業システム(TMEIC) シニアアドバイザーの菊池秀彦氏、日経BP 日経エレクトロニクス編集長の中道 理氏である。
最優秀賞
名古屋工業大学・竹下隆晴氏の研究グループ
350kW出力で5分内のEV充電器 小型・高効率を実現
審査員特別賞
長岡技術科学大学・江 偉華氏の研究グループ
加速器駆動も半導体で MARX回路にチョッパー制御を合体
読者賞
東京電機大学・横山智紀氏の研究グループ
FPGAと高速A-Dで10MHz常時監視 デジタルがアナログ制御に近づく