Emerging Tech
目次
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DNNチップは非ノイマン型へ、新メモリーのキラー用途か
VLSIシンポジウム2019報告
2019年6月に開催された学会「VLSI Symposia 2019」で発表が相次いだ深層ニューラルネットワーク(DNN)チップ向けの各種技術を紹介する。性能改善が遅いCPUコアに代わって、DNNチップは今後の半導体の大きなトレンドの1つになりそうだ。
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Google、MS、AWSが存在感、ソニーLSIの新設計に高評価
単独開催としては最後のDAC 2019
電子設計技術に関する国際学会/展示会として、実に50年以上の実績を誇る「DAC(Design Automation Conference)」。56回目となる今回は、米Googleや米Microsoft、米Amazon.com/AWSといったインターネットサービス企業の存在感が高まった。学会ではソニ…
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料理配達ロボを全米12大学で展開するKiwi、完全自律は捨て人間が遠隔で監視・制御
日経Roboticsから今月の1本
料理を配達する出前(フード・デリバリー)ロボットの「Kiwibot」が、米University of California, Berkeleyのキャンパスとその周辺を走るのは、すでにおなじみの風景になっている。
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サーバーが圧倒的な存在感、エッジAIは稼げるビジネスへ
「COMPUTEX TAIPEI 2019」にみる主役交代
ICT(情報通信技術)関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2019」(2019年5月28日~6月1日、台湾・台北市)は今年も盛況だった。具体的には5日間の会期中、過去最高(昨年比0.5%増)の4万2495人が171カ国・地域から参加した。
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最先端の自動運転や電池から、きらりと光る電子部品まで
「人とくるまのテクノロジー展2019」速報
2019年5月22~24日にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2019」では、近未来の自動車を実現する技術が多数展示されていた。ここではそれらの技術展示を、(1)自動運転・ADAS(先進運転支援システム)、(2)電動化・電気自動車(EV)・電池、(3)電子部品・半導体に分けて紹…
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電動トラクターで作物を撮影し除草作業も、東欧の元農業大臣が創業したZtractor
日経Roboticsから今月の一本
農業ロボットは現在注目の的だが、米国シリコンバレーを拠点にするZtractorは、基本的な農機であるトラクターを自動化してそこに付加価値を加えようとする。創業者のBakur Kvezereli(バクール・クヴェゼレリ)氏に聞いた
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マイクロLEDや透明ディスプレー、有機ELは折り畳みが続々
SID 2019で見えたパラダイムシフト
ディスプレー分野で世界最大の学会「SID」の展示会が、米国サンノゼで2019年5月14~16日に開催された(シンポジウムは同14~17日)。屋外でも鮮明な表示を実現できるマイクロLED、折り畳みや巻き取り、透明、立体視といった革新的なデザイン技術などが見どころだった。
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小型センサーをより小さく安く、MEMS新技術の提案が続々
「IEEE MEMS 2019」から読む次世代デバイス
MEMS(微小電子機械システム)分野の旗艦学会「IEEE MEMS 2019(The 32nd IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems)」(2019年1月27~31日、韓国ソウル)で、東北大学教授の田中秀治…
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NVIDIAがロボット施策を強化、99米ドルのSoCボード発売、AWSとも提携
日経Roboticsから今月の一本
米NVIDIAは3月18~21日に米国サンノゼで開催した年次カンファレンス「GPU Technology Conference(GTC) 2019」に合わせて、ロボット関連の施策を大量に発表した。新しいロボット用SoCの発表こそなかったものの、小型ロボット用に99米ドルからという価格で販売するSo…
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加速するインダストリー5G、懸念されるセキュリティー
注目高まる自営ネットワーク
各国で5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスが始まる2019年は、「5G元年」ともいわれる。しかし、現在の5Gはモバイル用途を想定したもの。今後は、5Gならではの用途として期待される産業向けの技術開発が加速する。同年4月1~5日にドイツで開催された展示会「Hannover Messe 20…
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メカレスLiDARが第2世代へ、完全自動運転車の礎に
長波長と非ToFで新型模索
自動運転車の周囲を3次元的に把握するセンサーのLiDAR(Light Detection and Ranging)が、新たな進化を遂げている。検知能力の向上を狙い、2025年の実用化を目指す新技術の導入が目立つ。従来は、コスト低減に向けた機構部の改良「メカレス化」が主流だった。一方、メカレス化した…
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STがパワー半導体で攻勢、車載SiCで首位の座を狙う
シチリア島の工場を公開、車載品質をアピール
伊仏合弁のSTMicroelectronicsがパワー半導体で攻勢に出ている。現在、パワーデバイス市場ではドイツInfi neon Technologiesの後を追うが、SiCによる次世代パワー半導体で電動車需要を獲得し、トップの座を狙う。2019年3月末には、SiC開発・製造の本拠地とも言えるイ…
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AI半導体の最適解を求めて、異種組み合わせでリスク分散
「今はこれしか選択肢がない」─。自動運転車の頭脳となるAI(人工知能)半導体に不満を抱く自動車メーカーが増えている。現状では性能の高さから米NVIDIA(エヌビディア)や米Intel(インテル)/イスラエルMobileye(モービルアイ)のプロセッサーが候補に挙がるが、安定供給を不安視する向きも少…
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自動運転への助走を支援、新機軸マイコンなどが続々登場
embedded world 2019がドイツで開催
組み込み開発者をターゲットにした国際展示会「embedded world 2019」がドイツ・ニュルンベルクで2019年2月26~28日に開催された。embedded worldは世界各国の半導体メーカーが新製品をこぞって発表する展示会で、今回も、車載向けやIoT(Internet of Thin…
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自律移動用SoCや単眼visual SLAMチップ、ロボ向けLSIの話題が続出したISSCC 2019
日経Roboticsから今月の1本
米国サンフランシスコで2月17~21日に開催された半導体の国際学会「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference) 2019」では、ロボットやドローンに搭載することを目的としたSoCやディープラーニング(深層学習)高速化チップの発表が相次い…
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航空機の電動化はいつ本格化?パワエレは高高度対策が必須
「航空機電動化コンソーシアム」メンバーが語る課題
CO2の排出量を大幅に削減できるとして、航空機分野で期待を集める電動化技術。日本では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中核となって2018年7月に立ち上げた「航空機電動化(ECLAIR)コンソーシアム」が精力的に活動している。
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世界をデータ化するMobileye、脱“半導体屋”に向けた一手
MaaSプラットフォーマーへの転身に向け、土台作りを急ぐMobileye。2019年は車両データの収集網を本格的に稼働させ始める重要な1年だ。画像処理チップ「EyeQ4」を使い、新型車だけでなく既販車からもデータを収集する。同時に、2021年に量産する次世代品「EyeQ5」の開発は佳境を迎える。
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増殖する配達ロボや自走式スーツケース、CES 2019で見かけたロボットスタートアップ
日経Roboticsから今月の1本
米国ラスベガスで毎年1月に開催される「CES」が「家電見本市(Consumer Electronics Show)」だったのは過去の話。現在は正式名称がCESとなり、消費者向けに限らない様々な技術を扱う場になっている。
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2階建てになる太陽電池、コスパの壁を突破
これまでの多くの太陽電池は、単接合型と呼ばれる“1階建て”だった。ここに来て、単接合型のコストパフォーマンスの限界が見えてきており、その壁を突破する2階建ての「タンデム型」が大きな潮流になりそうだ。既に変換効率はSi系太陽電池の世界最高記録を超えた。タンデム型であれば、この高効率に加えて低コストに…
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パワエレ技術の重要性を再認識、EV・再エネ進化の「種」が続々
「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2018」の贈賞式を、2018年12月12日に開催のイベント「パワー・エレクトロニクス・サミット 2018 〜次世代モビリティーとエネルギー、革新の源がここに」で実施した。「モビリティー」と「エネルギー」という2つのキーワードの下、パワーエレクトロニ…
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