Emerging Biz
目次
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米国製造業の国内回帰は無理筋か、日本の製造装置メーカーにチャンスあり
[テクノ大喜利まとめ]製造業復興に爆進する米国との付き合い方
米国政府による自国製造業の復興を目指す動きが加速している。その象徴が、米中覇権争いの焦点となっている半導体の自国生産の推進策が次々と打ち出されている点だ。
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IntelからTSMCへ、先端半導体の盟主交代で浮上するリスク
[テクノ大喜利まとめ]もしもIntelがファブレスになったら
米Intel CEOのRobert Swan氏は、独自のプロセス技術を自社で立ち上げられなくなった場合、必ずしも自前のプロセスにこだわらない方針を明らかにした。これまで、設計と製造を融合させたIDMという事業形態にこだわり続けてきた同社が歴史的な岐路に立っている。
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Armの中立性や独立性は維持されるのか、NVIDIAへのArm売却で業界に広がる懸念
[テクノ大喜利まとめ]Arm、NVIDIAへの売却の衝撃
2020年9月14日、ソフトバンクグループ(SBG)が、傘下の英Armの全株式を米NVIDIAに最大400億米ドルで売却すると発表した。
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半導体は“マスカスタム”の時代へ、迫られるビジネスモデルの再定義
[テクノ大喜利まとめ]独自チップ時代の電子業界のフレームワーク
米Appleは、同社のパソコン「Mac」に自社開発のプロセッサー「Apple Silicon」を搭載していくことを明らかにした。これによって同社は、ほぼすべての製品の中核に置くプロセッサーを自社開発することになり、米Intelは大きな顧客を失うことになった。スマホの分野では、米国ではGoogleが…
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産業IoTの価値を底上げするローカル5G、LPWA、Wi-Fi6とは住み分けか
[テクノ大喜利まとめ]ローカル5GはIoT活用の起爆剤になるか
新型コロナウィルスの影響で、2020年のトピックの1つだった5Gスマートフォンの商戦はすっかり出鼻をくじかれてしまった感がある。ただし5G活用の主戦場は工場設備や社会インフラのモニタリングなど産業IoTにあるとの見方は多く、本番はこれからだ。
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米中覇権争いの狭間で、一見有利な日本の装置産業はなぜか貧乏くじ
[テクノ大喜利まとめ]米中分断後の半導体産業を読む
台湾TSMCが、米国アリゾナ州に最先端の半導体工場を建設すると発表した。米国政府による米国本土での生産の求めに応じたものだとされるこの動きの背景には、米中の覇権争いの激化がある。
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都市にイノベーション起こせるか、カギは巨大企業が作る「重力場」
[テクノ大喜利まとめ]トヨタとNTTの協業、私ならこう生かす
2020年3月24日、トヨタ自動車とNTTは互いに2000億円相当の株式を持ち合い、スマートシティービジネスの事業化を目指す業務資本提携を結ぶことで合意した。自動車業界と通信業界を代表する、日本で株式時価総額の1位とそれに次ぐ規模の企業が手を組む大型企業連携である。
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新型コロナで存在感増す「国内工場」、世界拠点のけん引役も
「海外に比べ相対的に高賃金という重荷を背負う日本国内の工場だが、『アフターコロナ』時代にはグローバルなサプライチェーンの中で存在感や重要性を増すだろう」。東京大学大学院経済学研究科教授で、ものづくり経営研究センター(MMRC)センター長の藤本隆宏氏はこう見る。
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全固体電池の実用化のインパクト、電子機器の形状・利用シーンを一変
[テクノ大喜利まとめ]全固体電池が拓く携帯機器の未来
「究極のバッテリー」として実用化が待たれる全固体電池が、2020年にいよいよ実用化に向かいそうだ。全固体電池の応用先として一般によく知られるのは、電気自動車(EV)用のバッテリーである。
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新型コロナで一躍注目のVR活用、差異化と使い勝手で各社が競う
相次ぐイベントの中止でリアルからバーチャルへ
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大しイベントや会議などの中止が相次いでいる。日本でも緊急事態宣言が発令され、企業はテレワークを推進。人が直接集まることを極力避け始めた。こうした中、一躍注目されているのがVR活用だ。VR空間で人が集まり、交流を図る。サービス提供者は用途ごとに特徴を打ち出し、ユーザ…
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サプライチェーンの見直し必至 、中国依存度を下げアジアと共創を
【テクノ大喜利まとめ】新型コロナの電子産業への影響
全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。人々の生活や経済活動、社会の営みを未曾有の大混乱に陥れている。その発端は「世界の工場」である中国で、当初は工場が操業停止したことによる製品生産への直接的影響、さらには電子機器の生産のサプライチェーンの寸断が懸念された。ただし、中国での感染拡大の沈静化に…
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普及が先か、エコシステム整備が先か、非Si系の悩みを打破するシナリオとは
[テクノ大喜利まとめ]非Si系半導体にどう取り組むべきか
シリコンカーバイド(SiC)や窒化ガリウム(GaN)など、シリコン(Si)以外の半導体材料をベースにしたパワーデバイスの応用が広がってきた。
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近未来技術が続々と実用化、産業界の仕組みの再構築が始まる
[テクノ大喜利まとめ]大予想「〇〇 of the Year 2020」
第5世代移動通信システム(5G)や自動運転車。2020年は、近未来技術として開発されてきた技術が、いよいよ実用化に向かう年となる。今回のテクノ大喜利では、本来ならば年末に選ぶべきエレクトロニクス・機械分野での「〇〇 of the year 2020」というお題で、専門家に予想してもらった。
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白物ビジネスの中国発大変革、もう垂直水平で分けられない
スマートフォン準大手に上り詰めた中国Xiaomiは白物家電で収益を大いに伸ばし、日本市場にも進出した。北米市場では白物家電ブランド「Instant Pot」「SharkNinja」が爆発的に成長している。これらの裏を支えているのは中国企業であり、連携の形態はもはや垂直統合でも水平分業でもない。新た…
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従来の延長では車載半導体はニッチ、発想の転換で巨大鉱脈を掘り当てろ
【テクノ大喜利まとめ】車載半導体をテクノロジードライバーにできるか
半導体業界には、「テクノロジードライバー」と呼ばれる先端技術の開発と製造設備の投資判断の軸となる応用市場がある。直近では、成長余力のある応用市場として、車載半導体に注目が集まってきた。
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素材ビジネスの“百年に一度の大変革”、MI時代には開発戦略もスキルも変わる
【テクノ大喜利まとめ】ITを駆使した新素材創出、その勝ちパターンとは
大量のデータと人工知能(AI)など情報処理技術を駆使して新素材を開発する「マテリアルズインフォマティクス(MI)」と呼ぶ技術を耳にする機会が増えた。数ある技術分野の中で、新素材の開発は特に手間と時間、費用が掛かるとされてきた。効果的で効率的な開発には、研究者のセンスと経験が欠かせず、企業にも地道な…
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「動くもの」でにぎわうCEATEC、空飛ぶクルマやアバター登場
2019年10月15~18日にかけて「CEATEC 2019」が幕張メッセ(千葉市)で開催された。2016年に家電中心のショーから「CPS/IoTと共創」をテーマとするイベントに生まれ変わって4回目の開催となる。会場では空飛ぶクルマが目立ち、出展者ではタクシーや航空などエレクトロニクス業界以外の業…
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スマホやゲーム機から広がる3Dセンシング、中国や台湾からもカメラ/ソフト一括サプライヤー登場
3Dセンシング(立体画像認識)技術の応用範囲が広がりを見せている。スマートフォンの顔認証機能やゲーム機のジェスチャー認識にとどまらず、産業機器に使われ始めた。
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寡占の弊害がクッキリ浮かぶDRAM市場、新規参入うかがう中国メーカーは敵か味方か
【テクノ大喜利まとめ】風雲DRAMビジネス、寡占崩壊の可能性
世界のDRAM市場は今、韓国のSamsung Electronicsが4割超、SK Hynixが約3割、米Micron Technologyが2割超と、この3社で95%前後のシェアを占める寡占状態にある。
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自動運転技術の成熟と社会実装には、レベル3ではなくレベル2+が必須か
[テクノ大喜利まとめ]改めて問う、レベル3自動運転の意義
レベル3対応の自動運転車の存在意義に、疑問を呈する声を聞くようになった。レベル3対応とは、米国の自動車工業会(SAE)が自動運転技術を6段階にレベル分けしたものの1つで、「限定条件の下でシステムがすべての運転作業を行うが、緊急事態が発生した際などにはシステムの要請によってドライバーが操作を引き継ぐ…
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