Teardown
目次
-
Type-C搭載iPad miniの中身はシンプル、小型タブレット端末は“全滅”の瀬戸際か
今回のターゲット:Apple「iPad mini(第6世代)」
これまで取材道具としてメモ帳や名刺を止めるホチキス、筆記用具などを複数持ち歩いていたが、2020年からはそれらを「iPad mini(第5世代)」にまとめることで、荷物を減らすことができ便利になった。こうした小さいタブレット端末は、より高機能な大画面の折り畳みスマートフォンに存在が脅かされつつある…
-
中国OPPO初の折り畳みスマホ、米中分離下でも中国ICはほぼなし
今回のターゲット:OPPO「Find N」
折り畳みスマートフォンが世に出たのは2018年ごろだ。これまで韓国Samsung Electronics(サムスン電子)や中国Huawei Technologies、中国Royole、中国Lenovo傘下の米Motorola Mobilityの4社が製品を世に送り出してきた。21年12月に、中国O…
-
エレキ部品を詰め込んだ“アクションカメラ” レイバンのスマートグラスを分解
今回のターゲット:Meta Platforms(旧 Facebook)「Ray-Ban Stories RW4002」
ついに老舗のサングラスメーカーもエレクトロニクスの世界に参入した。今回は有名眼鏡ブランド「Ray-Ban」が米Meta Platforms(旧Facebook)と共同開発し2021年9月に発売したスマートグラス「Ray-Ban Stories」を取り上げる。
-
欧州大手の電気自動車のメーターを分解、あらゆる情報を表示するハブ装置に進化
今回のターゲット:Volkswagen「EV『ID.3』用クラスター」
近年の自動車では、モーターで動く従来の針メーターから液晶パネルによるメーターへの置き換えが、あらゆる車種で急速に進んでいる。今回はドイツVolkswagenの電気自動車(EV)「ID.3」のメーター(クラスター)を分解した。
-
最大手メーカーの回転型LiDARを分解、手のひらサイズに複数のFPGAを詰め込む
今回のターゲット:Velodyne Lidar「Puck VLP-16」
「測距装置」の一種であるLiDAR(Light Detection And Ranging)は、高度な自動運転車両や自律移動ロボットなどにほぼ例外なく搭載されるようになってきた。今回、米Boston Dynamics製4脚ロボット「Spot」のオプション品としても提供されていた、LiDAR最大手で…
-
中国製ARグラスの先駆けを分解、割り切り設計で手に届く価格に
今回のターゲット:Nreal「Nreal Light」
スマートフォンが世に出て早くも20年。その後継である“ポストスマートフォン”を探求するモバイル業界は、本命候補の1つとしてスマートグラスを挙げてきた。しかし、価格やデザインなど複数の課題が普及への障壁になっていた。今回、その障壁をクリアしつつある中国製のAR(Augmented Reality)グ…
-
マルチカメラ全盛時代に一石、1インチ単眼カメラで勝負の高級スマホ
今回のターゲット:シャープ「AQUOS R6」
シャープから、新機軸のスマートフォン(スマホ)が登場した。従来の常識を覆す巨大な単眼カメラを搭載し、ドイツの名門カメラメーカー「ライカ」とコラボした「AQUOS R6」である。
-
通行人と来訪者を見分ける日本製の“目”、中核を担うアンテナ内蔵レーダーセンサー
今回のターゲット:Ring「Video Doorbell Pro 2」
今回はスマートドアホンで最大のシェアを持つRingの「Video Doorbell Pro 2」を紹介する。
-
Bosch製車載ミリ波レーダーを分解、一風変わった「出目金」の中身
今回のターゲット:Long-Range-Radar LRR3 NF3-LRR3SCU
筆者は様々な車種の前方監視用ミリ波レーダーを調査している。これらに共通しているのがレーダーアンテナを収容する部分(レドーム)が平面という点だった。今回取り上げるドイツのRobert Bosch製ミリ波レーダーは、平面ではなく「出目金」のような半球状のレドームを持つのが特徴である。
-
家の中にも5G基地局、容積のほとんどは巨大な冷却機構
今回のターゲット:OPPO「5G CPE T1 CTA02」
欧州の移動通信基地局メーカーなどで構成される団体「Small Cell Forum」によると、2021年に出荷される基地局はおよそ2000万局。その95%を占めるのが「スモールセル」と呼ばれる、屋内用で小出力の小型基地局である。
-
ファーウェイの35万円スマホ、米制裁でも国産部品率上がらず
今回のターゲット:HUAWEI Mate Xs
米国政府の制裁により、スマートフォン事業において窮地に立たされている中国・華為技術(ファーウェイ)。今回、ファーウェイの折りたたみ式スマートフォン「HUAWEI Mate Xs」を分析した。本機は価格が約35万円の高級機で、2020年3月に発売された。
-
ノートパソコンにも“折り畳み”の波、レノボが見せる無線技術のショーケース
今回のターゲット:Lenovo「ThinkPad X1 Fold」
折り曲げられるディスプレー技術が登場したことで、折り畳みスマートフォンが登場して話題となったが、その流れがノートパソコンにも訪れた。それが、中国Lenovo(レノボ、聯想集団)の「ThinkPad X1 Fold」だ。広げた時の画面サイズは13.3インチ。全体を画面として利用できる他、必要なときに…
-
巨大新興市場を支える廉価スマホ、Xiaomi製64.27米ドルの実力
今回のターゲット:Xiaomi 「Redmi 7A」
前回に引き続き、新興国などで需要が大きな廉価スマートフォンの中身を分析していく。今回紹介するのは、中国Xiaomi(シャオミ、小米)の「Redmi 7A」だ。本機は2019年7月にインドで発売されたスマートフォンで、価格は64.27米ドルである。
-
インド直輸入スマホ、69.99米ドル、安さと実用性で最適解を探る
今回のターゲット:Samsung Electronics「Samsung Galaxy M01 Core」
新興国において、廉価スマートフォンの需要は高い。調査会社のIDCによると、ナイジェリアにおける2020年第3四半期のスマホ販売台数の半分近くが100米ドル以下だったという。
-
シャオミの3万円台5Gスマホ、主要部材でコスト減もカメラは高級機並み
今回のターゲット:Xiaomi「Mi 10 Lite 5G」
サービス開始当初は10万円前後の高級スマートフォンの専用装備だった5G(第5世代移動通信システム)だが、続々と5G対応の廉価スマートフォンが登場し始めている。例えば、中国Xiaomi(シャオミ、小米)が日本向けとして初めて投入した「Mi 10 Lite 5G(XIG01)」は、KDDI(au)から…
-
過酷な環境を耐える頑強スマホ、中身はあえてローテクで無駄だらけ
今回のターゲット:京セラ「TORQUE G04」
防水、防じん、耐熱、耐衝撃など様々なテスト基準をクリアしたスマートフォンを「ラグドフォン」と呼ぶ。この市場で先頭を走るのが京セラだ。同社の「TORQUE G04」は、防水基準「IPX5/IPX8」と防じん基準「IP6X」をクリアし、米国国防総省が定める装備品調達基準「MIL-STD-810G」を満…
-
圧倒的に高い部品内製率、“世界最強”サムスンの凄み
今回のターゲット:Samsung Electronics「Galaxy Note20 Ultra 5G」
今から 10年ほど前、世界最大のスマートフォンメーカーはフィンランドのNokia(ノキア)だった。韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が世界1位に躍り出たのは2012年ごろで、以来、同社は年間で世界シェア首位を取り続けている。
-
国産のミリ波/Sub-6両対応5Gスマホ、ミリ波アンテナは上部と側面に3つ配置
「分解スペシャリストが見た!スゴイ製品その中身」
富士通の「arrows 5G F-51A」は、2020年7月に発売された「Sub-6」と「ミリ波」の両周波数帯域に対応する製品である。5Gスマートフォンで注目すべきはミリ波アンテナモジュールだ。
-
5Gスマホがなんと339米ドル、ファーウェイの跡を継ぐ中華チップ搭載機
「分解スペシャリストが見た!スゴイ製品その中身」
今回の5Gスマートフォン「Hisense F50」の価格は、なんと339米ドル(約3万5000円)。筆者が知る限り最安値の5Gスマホである。搭載するチップセットは、中国で売上高第2位の半導体メーカーUnisocのものだ。
-
欧州製の高画質監視カメラ、要の画像処理は自社設計ICで
「分解スペシャリストが見た!スゴイ製品その中身」
スウェーデンのAxis Communicationsは屋外監視カメラで大きなシェアを持つ老舗メーカーで、キヤノンの子会社である。今回の「AXIS P1427-LE」は約10万円の製品で、屋外で常時使用できるよう「IP66」の防水・防じん性能を持つ。