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(写真:華為技術)
(写真:華為技術)
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 米国政府の制裁により、スマートフォン事業において窮地に立たされている中国・華為技術(ファーウェイ)。今回、ファーウェイの折りたたみ式スマートフォン「HUAWEI Mate Xs」を分析した。本機は価格が約35万円の高級機で、2020年3月に発売された。OSとして米GoogleのAndroidをベースにしたEMUI10.0を搭載し、自社開発のアプリストアを用意していたり、Googleのアプリが入っていなかったりと、米中貿易摩擦の影響がソフトウエアに如実に表れている。では、ハードウエアはどうか。分解で見ていこう。

 自社スマートフォンの部品をなるべく中国国内から調達しようとしていたファーウェイだが、分解した本機のメモリーはいずれも韓国製だ。8GバイトのDRAMは韓国SK hynix製、512Gバイトのフラッシュメモリーは韓国Samsung Electronics製である。5G(第5世代移動通信システム)に対応しており、4個ものカメラを搭載していることから、大容量メモリーが本機には不可欠である。中国の半導体メーカーGigaDeviceなどでは、8GバイトのDRAMを量産するのが難しかったのだろう。