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「空飛ぶクルマ」に違和感

 特集内の「空飛ぶクルマ」という単語、読者の方から「違和感を覚える」という指摘が入ることがあります。eVTOL機の多くが地上を走行せず、自動車の機能を有しないからです。空飛ぶクルマというのはあくまで、従来の航空機とは異なり自動車のように手軽に乗れる、という意味が込められた「通称」です。本来はeVTOL機と書きたいのですが、いきなりこう書くと初見の方には分かりにくいと思い、あえて空飛ぶクルマという単語を使い続けています。もっと分かりやすい、別の通称を考えるのが2020年の宿題です。(根津)

日立のシリコンバレー拠点が優秀人材をつかめるワケ

 経団連会長、日立製作所会長の中西宏明氏にインタビューしました。同氏によると「最近、日立はシリコンバレーにいくつか組織を作っていますが、いい人材が来てくれる」そうです。前は高い給料を出しても来なかったのになぜか。シリコンバレーのIT企業は自分たちに「社会貢献」が欠けていると気づき始めており、日立は「イノベーションで社会に貢献する、社会の課題を解決するのが役割」と標榜しているので、「何か面白そうだなと思って優秀な人材が来てくれる」とか。もちろん、給料はそれなりに弾んでいるそうですが…。(内田)

“白”に見たシャオミの躍進

 2019年12月に日本市場に参入した中国シャオミ(Xiaomi、小米)。スマホだけでなくIoT家電メーカーとしても中国では知られています。同社がブランドイメージ構築のためにこだわっていることの1つが「シャオミホワイト」と呼ばれる独特の白色です。本来、白は様々な色味があるのですが、驚くべきことに、あらゆる製品で“ブレ”がないそうです。シャオミのIoT製品の多くは、その開発を協力企業が手がけているため、色の管理が難しいはずです。同社の力の入れ方の選択と集中には学ぶべき点があります。(松元)