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未来を予測するのは難しい

 次世代通信技術の動向を追って20年近くが経ちました。2000年代初頭の4Gの仕様策定時に、4Gがこれほど大成功するとは想像できませんでした。今回、特集で取り上げたNTTの「IOWN」は、2030年代を目標にした情報通信基盤です。デジタルツインや人工知能(AI)活用が一般化した時代の基盤として構想を進めていますが、歴史を見る限り、当初の想定とは異なるキラーサービスが出てくる可能性のほうが高いかもしれません。(堀越=日経クロステック)

「デジタルツイン婚活」の未来も?

 特集第3部では、ヒトの内面まで再現するNTTのデジタルツインを取り上げました。そこでふと連想したのが、人工知能を活用した婚活システム(AI婚活)です。最近では、日本政府がAI婚活支援に本腰を入れるというニュースで話題になりました。趣味や価値観などの情報を基にするそうですが、ヒトのデジタルツインはそれらの集合体ともいえます。近い将来、互いのデジタルツイン同士で相性を占う婚活もあり得るかもしれません。(久保田=日経クロステック)

省電力化の先にある省波長数化の課題

 「波長は資源だ」(NTTネットワーク基盤技術研究所 GL、主幹研究員の濱野貴文氏)という言葉が印象に残りました。「1人1波長」を実現するには膨大な波長数が必要ですが、使える数には限りがあります。そのため、特集第2部で述べたような「波長爆発」を抑える技術が重要です。言うのは簡単ですが、大規模ネットワークでこれを実現するのは難しい。限りある資源の有効活用法は、どの分野でも共通の課題のようです。(土屋)